☆基本的なStategyの見方及び用語説明

1)戦略に於ける用語の意味

SELL=その予想を出した時点で売り。

BUY=その予想を出した時点で買い。

Sell on Rally=その予想を出した時点より上昇した時点で売り。 または、予想レンジの上限で売り=戻り売り

Buy on Dips=その予想を出した時点より下落した時点で買い、 または、予想レンジの下限で買い=押し目買い

Buy/Sell=At Best(良いところ)での買いと売り

Cautious Seller/Buyer = 打診的な売り買い。

Range Trading=予想レンジの範囲内で売り買いを繰り返す。

Sell at 121。10ー30=レンジを指定して売り。

Buy at 121。10ー30=レンジを指定して買い。

Sell at breaking 121。00=ある一定のポイントを下方に突き抜けて下落した場合に売り。

Buy at bradking 121。00 =ある一定のポイントを上方の突き抜けて上昇した場合に買い。

Hold=ポジションを作らないで様子見(一般的)

☆文章中の表現

112.50−00のブレイク(突き破る、上抜けまたは下抜け)から順張り=112.50を割れたら売り、113.00を超えたら買い

112.50−00のホールド(維持)した方向での逆張り=112.50で反発したら買い、 113.00の上抜けに失敗したら売り

105.55−65の窓をバックに戻り売り=こういった時に使用している「バック」という言葉は、「これを超えるまでは。。。。」という意味。 また、はっきりと明解に止めるべき時には、「。。。。をストップとして」とか、「。。。。。ストップ・ロスとして」という形の表現となる。 また、「倍返し」の場合は、ストップと同時にポジションを「ドテン(途転)」するケースを指す。

 ドテン(倍返し)の例) 買い持ち=10万ドルで、コストが105.50なら、 ドテンならするなら、105.30で20万ドルを同時に売る。

2)時間的概念

「Asian Time」は、 午前に予想を出した時点から次の予想を出すまで。だいたい東京時間午前7時から午後5時、 「London&NY」は、予想を出した時点からNYクローズまで。だいたい東京時間午後5時から東京時間翌朝の午前6ー7時頃までを指します。

3)その他の用語の意味

為替マーケットでは、基本的に株式市場のような市場取引と異なり、連続するマーケットであることから、チャート上の値段の切れた部分(一般的には、窓やGapと呼びます)を、見ることはあまりありません。 そのたため、チャート上に一本足で、一過性に価格が変動したポイント(長大線)を「窓」と呼んで、実際の価格の空いた場所(Gap)と区別して、 重要なテクニカル的なポイントと判断しています。 特にこういったポイントでは、 ストップ・ロスや、ビッグ・ニュースを受けて、大きな売り買いが出たポイントとなり、 その後の抵抗やサポートのポイントになり易いことが経験上多くあります。 

4)短期モメンタムと中長期モメンタムの考え方

主に短期は18日のストキャスティクス(Slow)、中長期は18週のストキャスティクス(Slow)を基準に、短期はDayから1週間程度、中長期は1週間以上から1−2ヶ月程度の方向を示しています。 ただし、この表現方法は複雑なため、簡易的に表記していますが、だいたいの方向感という見方で考えて頂ければ良いと思います。 特にストキャスティクスの場合は、ダイバージェンス(乖離)といって、トレンドと逆に方向感を示すことがあり、判断には曖昧さが付きまといますので注意してください。  

5)エリオット波動理論に対する考え方

エリオット波動理論とは、 R.N.エリオットによって確立された株式マーケットにおける相場理論。 相場の上下動の基本を5波動の上昇・下落と3波動の上昇・下落の組み合わせで分析する手法。 やはり外人系はこの分析手法が好きで、特にユーロドルやポンドドルなどのストレート通貨ペアには有効な分析です。 ただし、波動の取り方が各自によって異なるという欠点があるといわれています。 また、短期の予想には不向きで、日足、週足以上の長期予想に適合しています。

6)ピボット・ポイント(Pivot)

ピボットとは旋回とか回転する軸の意味。要は、Dailyなどの前日の高値・安値・終値を使ってピボット・ポイント(前日の動向の中心値と考えても良い)を算出して、これを中心にある値幅を持った上下ののポイントを算出して機械的に買いポイント、売りポイント、損切りポイントを決定するテクニカル分析手法の1種で、主にトレンドのないレンジ相場時に有効と言われています。 ただし、最近はあまりマーケットで利用されているとの話は聞きません。 また、短期のデイ・トレードなどでは有効ですが、あまり長い予想分析には向いていないようです。
算出法方は

ピボット・ポイント=(前日高値+前日安値+前日終値)÷3

前日高値(H)ーピボット・ポイント(P)=D1
ピボット・ポイント(P)ー前日安値(L)=D2
前日高値(H)ー前日安値(L)     =D3

以上3つの値幅を利用して、

HBOP(Hight Break Out Point)=P+D2+D3
S2(Second Sell)=P+D3
S1(First Sell)=P+D2
Pivot Point
B1(First Buy)=P−D1
B2(Second Buy)=P−D3
LBOP(Low Break Out Point)=P−D1−D3

上記を算出の上、S1,S2で売り、B1、B2で買い、HBOPとLBOPでストップまたは、倍返しというのが一般的だが、これに前日高値・安値を含めて利用する方法もある。 また、最近のように過去ほど値幅が大きく乱高下しない相場展開では、S1、B1でポジショニング(相場を建てる)、 S2、B2でストップという方が有効に思われる。


(ファン・ラインの例)

(横足の例)

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