過去の市場概況

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 1日の東京市場は、外債投資、投信設定が出るとの憶測からドル円は米系ファンド筋の買いで112.49から112.77まで上昇したものの、予想されたドル買いが出なかったことで、利食い売りが優勢となり112.01まで反落した。一方ユーロドルは、1.2119から米系ファンド、英系銀行からの買い戻しで1.2192まで強含んだ。 またポンドドルは、1.7549から1.7643へ上昇し、 ユーロ円も136.30から136.75まで堅調に推移し、ポンド円は、197.42から197.84、オージー円は85.00から85.25での推移となっている。ニュースとしては、ファハド・サウジアラビア国王が逝去されたとの報道を受けて、原油先物価格は、61.11ドルへ上昇、中国人民元は、7月21日の切り上げ後の最高値圏の1米ドル=8.1046元で引けている。ロンドン市場では、親米・穏健路線だったサウジアラビアのファハド国王死去の報を受けて、ユーロを中心にドル売りの動きが優勢となった。ユーロドルは1.2185から1.2235へ上昇し、ポンドドルも1.7636から1.7694まで上昇した。 一方ドル円は、112.10から111.72まで下落も、引き続き下値では底堅い動きが継続した。 またユーロ円は、ユーロの上昇に136.48まで上昇、ポンド円は、197.34−44から197.88−98でのレンジ推移、オージー円も85.02−07から85.24−29での小動きとなった。 NY市場では、原油価格が史上最高値を更新した上、2004年12月以来の高水となった7月のISM製造業指数を受けて債券利回りが一段と上昇した事からドルはロンドンのドル売りから回復した。 ユーロドルは、「ロシアが通貨バスケット内のユーロの割合を引き上げる」との二ュースから米インべストメントバンクの強い買いを受けて1.2252まで一時上昇したが、その後は利食いに1.2178まで下落して、安値圏で引けた。 ポンドドルは、1.7669から1.7733での推移。 ドル円は、中国筋の売りから111.74まで下落も、112.28へ反発して引けている。 一方ユーロ円は、中東筋のオプション絡みの買いから136.60から一時137.00の高値をつけたが、 その後はユーロドルの下落に136.70へ弱含んだ。 またポンド円は、ドル円の堅調さから一時198.59−69へ上昇、オージー円も85.51−56の高値をつけた。 

 2日の東京市場は、全般的にドル売り気味となった。 ドル円は、米系証券筋からのドル売りをきっかけに、ユーロ円の売りを伴って112.38から111.51まで下落となった。 ユーロドルは、1.2172から1.2227まで上昇したが、ユーロ円の売りに1.21台へ押し戻されている。 またポンドドルは、1.7665から1.7721の推移となり、ユーロ円は、136.85から136.06−11まで比較的大きな下落となり、ポンド円も198.61から197.37−47まで下落となった。 またオージー円は、予想を上回る6月の小売売上高を受けて、オージードルが0.7600から0.7645−50まで反発したことで、85.12から85.50まで堅調な推移となっている。またドル円は、111.50割れにストップがあることや、ユーロドルは1.2250にオプションの大きなストライクがあるらしく、今後海外市場では注目される。ロンドン市場では、全般的なポジション調整のドル売りが継続され、ユーロドルは1.2239まで上昇、ドル円は111.30まで下落し、ポンドドルも1.7745まで上昇した。 ただし、その後は材料難から揉み合いとなり、ユーロ円は、136.03から136.24で軟調な展開、 ポンド円は、ドル円の下落に197.20−30まで値を下げ、オージー円は、オージードルが0.7654へ上昇したことで、ドル円の下落にも85.09−14から85.28−33での底堅い動きを継続した。 NY市場では、強い6月のコアPCE価格指数や米製造業受注を受けて、東京市場からのドル売りは一服となった。ユーロドルは、一時1.2255まで上昇したが、アジア中銀の売りや米債利回りが上昇したことから、1.2190まで反落して安値圏で引け、ポンドドルも1.7691から1.7752へ下落となった。 一方ドル円は、一時111.10まで下落したが、本邦輸入筋の買いに111.50まで反発して引けている。 またユーロ円は、本邦投資家の債券利受けに絡む円転ニーズから、135.78の安値へ下落、ポンド円も一時196.90−00へ下落となったが、オージー円は、オージードルが堅調な展開を継続していることから、84.98−03から85.34−39での底堅い展開を継続している。 

 3日の東京市場のは、全般的に動意が薄い展開となったが、ドル円では、本邦輸入企業、本邦信託銀行などの買いから111.35から111.60近辺のストップ・ロスをつけて、111.94まで上昇した。 ユーロドルは1.2202から1.2148まで弱含んだが、欧州勢参入後はビッド気味となり、1.2214まで反発、ポンドドルも1.7656から1.7713へ上昇した。 一方ユーロ円は、135.77から136.34へ堅調な上昇となり、ポンド円も197.14から197.68へ上昇、オージー円は、豪州準備銀行の金利据え置きにも関わらず、85.14から85.40でやはり堅調な推移となった。ユーロドルでは、引き続き1.22台から1.2275まで大量のオプションのストライクが待ち構えている模様。ロンドン市場では、仏系銀行の大量のユーロ買いをきっかけに、モデル系やスペック勢の買いが追従し、1.2260の高値をつけると、一気に1.2322まで強い上昇となった。 特に材料は聞こえておらずテクニカルな動向と見られるが、この動向からポンドドルも1.7697から1.7830まで上昇、ドル円は111.67から111.22まで下落となった。 一方ユーロ円はユーロドルの急上昇に、136.26から137.15まで大きく上昇となり、ポンド円も198.48−58まで強い上昇となった。 ただし、オージー円は、85.30−35から85.48−52レンジ的推移を継続した。 NY市場では、東京、ロンドン市場の流れを継ぎドル軟調推移となった。ユーロドルは、IMFのユーロ圏GDP成長見通しの下方修正を受けて、1.2303へ弱含みも、中東筋やリアルマネーの買いから、1.2345まで上昇。 ただし、1.2350のオプションの防戦に神経質な1.23台の取引となった。 またポンドドルは、本日のBOEのMPCを控え、ユーロポンドが0.69ミドルへ上昇したことから、1.7821から1.7767へ下落した。 一方ドル円は、「日本政府が景気判断を上方修正する」などのニュースを受けて、一時110.98まで下落も、引き続き下値での輸入筋や本邦投資家の買い意欲が強く下値を支えた。この影響からクロス円は総じてしっかりとした動向から、ユーロ円は136.79から137.10での推移となり、ポンド円は、ポンドの下落に197.32−42へ下落、オージー円は、オージードルが一時チャートの節目となる0.7725−30へ上昇したことで、ここ2週間上値を抑えていた85.65−70を超えて、一時85.75−80まで上昇となった。

 4日の東京市場は、ドル円では、一旦111.27まで強含んだが、 米系証券等の戻り売りから110.75まで下落となり、下値では引き続き本邦輸入企業や機関投資家からのしつこい押し目買いニーズから、111.20−25へ反発した。 一方ユーロドルは、1.2350にあるオプションのトリガーをつけて、一時1.2383まで急進したが、無理に付けにいった感じが強く、その後は徐々に値を崩し、1.2305まで反落した。 またポンドドルも1.7820から1.7732で軟調な推移となり、ユーロ円は、137.24まで強含んだが、欧州勢の売りで136.67まで下落となり、このレンジで乱高下を継続している。 またポンド円は、196.90から197.86で軟調推移となり、オージー円は、85.52から85.91で堅調な推移となっている。 シュタルク独連銀副総裁は、「ユーロ圏でこれほど長期にわたる低金利は異例で予想外」、「中国は、競争力を抑えるため人民元をさらに上昇させる必要」と述べた。ロンドン市場では、全体的にドルの買い戻しが進む形となった。 ユーロドルは、1.2280のストップを狙う形で、1.2298まで下落したが、トライに失敗となり1.2320へ反発した。 ポンドドルは、英中銀金融政策委員会が政策金利を0.25%引き下げたことから、乱高下気味となり1.7810から1.7714まで一時下落も、その後は1.7792まで反発した。一方ドル円は、111.14から111.48へ上昇し、ユーロ円は136.89から137.55まで上昇、ポンド円は、197.07−17から198.48−58まで大きく上昇となり、オージー円は85.60−65から85.90−00での推移となった。 NY市場では、予想を下回る新規失業保険申請件数が好感されて、一時ドルが買い戻されたが、アルカイダによる更なるテロ警告で地政学リスクが高まり、ドルは下落した。 ユーロドルは、欧州景気の回復観測から1.2308からリアル・マネーの買いで、1.2403へ上昇。 ポンドドルも1.7743から1.7825へ上昇となり、ドル円は、111.58から111.01まで下落となった。 一方ユーロ円は、ユーロドルの上昇から、137.26から137.86へ上昇、ポンド円は、197.65−75へ反落も198.20−30へ値を戻した。 またオージー円は、オージードルがテクニカル的なレジスタンスとなったいた0.7725−30を超えたことで、一時86.05−10へ上昇した。

 5日の東京市場は、 米国7月の雇用統計を控えて、ドルショート・ポジションの利食いが先行する形。 ドル円は特に111.13から5−10日要因も含めて、亀井派の中曽根会長が郵政民営化法案に反対を表明したことから、強く111.81まで上昇となった。 一方ユーロドルは、1.2395から1.2355まで弱含み、 ポンドドルは1.7824から1.7794へ値を下げた。 またドル円の上昇にクロス円は堅調で、 ユーロ円は137.65から138.20へ上昇、ポンド円も197.85から198.57−67へ上昇、オージー円も85.70から85.93−98まで上昇した。 特にこの処上昇を強めているユーロ円では、138.25にオプションのトリガーがあるとの噂や138円台では、本邦輸出企業のユーロ売りオーダーがみられる状況。ロンドン市場では、米雇用統計待ちムードで静かな状態のなか、特に目立ったフローはみられなかったが、ドルの買い戻しが優勢になった。ユーロドルは、1.2392から1.2364へ下落、ポンドドルも1.7802から1.7769へ下落した。一方ドル円は、111.36から111.71へ上昇し、ユーロ円も137.90から138.22まで上昇した。 NY市場では、予想以上に強い米雇用統計を受けてドルが全面高となった。ユーロドルは、1.2396から1.2310まで下落となったが、中東筋の買い観測が下値を支えて1.2355へ戻して引けた。ポンドドルは、1.7811かr1.7717へ下落後、1.7790へ反発して引けて、ドル円は、日本の郵政民営化法案の採決に関して「否決で解散・総選挙の可能性高い」との一部ニュースを受けて、 111.47から112.20まで上昇したが、上値では、オプション絡みの売りや本邦輸出筋の売りに上値を抑えられて、111.95で週末を引けた。一方ユーロ円は、ドル円の上昇に138.40まで上昇し、ポンド円も199.25、オージー円も86.26の高値をつけた。

 8日の東京市場は、郵政民営化法案否決観測に注目が集まり、ドル円は、早朝のシドニー市場から円売りが強まり111.93から上昇。 午後の参議院本会議で否決が決定されたことを受けて112.63まで上昇したが、日経平均株価が上昇に転じたことや本邦輸出企業からの売りで112.01まで反落した。これで衆議院は解散となり、9月11日に総選挙が実施されることになった。一方ユーロドルは、サイド・ライン気味もドル円のつれて軟調な展開から1.2316まで下落したが、欧州勢参入後は1.2374まで上昇となり、ポンドドルも1.7735から1.7790へ上昇した。 またユーロ円は、ドル円の上昇に138.35から138.84まで上昇、 ポンド円も199.16から199.55まで上昇した。 一方オージー円は、86.35まで一時上昇したが、豪州準備銀行の4半期報告で、「オーストラリアのインフレリスク、均衡が取れている」と示されたことで、85.87まで軟調な推移となっている。ロンドン市場では、全般的にドルの買戻しとなった。 ユーロドルは、1.2358から1.2390まで上昇、ポンドドルは、イギリスの7月生産者物価指数が堅調な数値となったことから、1.7776から1.7880まで上昇。 ドル円は、参院での郵政法案否決を受けて、円売りのポジション調整が出て、112.24から111.65まで下落となった。 一方ユーロ円も138.77から138.29まで下落したが、ポンド円は、ポンドドルの上昇に200.15−24へ上昇し、オージードルは、85.50−55まで下落となった。 NY市場では、サウジアラビアへのテロ攻撃警告などから、地政学的リスクの高まりを受けて、ロンドンからのドル売りが継続したが、FOMCを控えて、債券利回りの上昇からドルは下げ止まりを見せた。 ユーロドルは、1.24でのオプションの防戦から、1.2378から1.2347へ下落、ポンドドルも1.7897から1.7839へ値を下げた。 一方ドル円は、一時111.62へ下落も、ショート・カバーから112.15へ値を回復して引けた。 またユーロ円は、138.10まで下落したが、原油価格が64台へ上昇したことを受けて、138.60まで上昇した。 また堅調なポンド円は、ロンドンの高値から199.42−52へ一時下落も、その後はドル円の上昇に200.20−30の高値をつけたが、オージー円は、この日軟調な展開を継続して、反発を85.78−83へ限定されている。

 9日の東京市場は、 昨日の日本の衆院解散を受けて、アク抜け感から日経平均株価が堅調推移となったことから、ドル円は、112.19から111.67まで軟調な推移となった。 一方ユーロドルは、1.2346からシカゴ筋の1.24のオプション・トリガーへの買い仕掛けから、一時1.2418まで上昇。 ポンドドルも1.7835−40から1.7915−20へ上昇となった。 この影響からユーロ円は、ドル円の下落に138.65から138.20まで下落となったが、その後はユーロドルの上昇に138.74の高値に反発している。 またポンド円は、199.59から200.17で堅調推移、オージー円は、85.42から85.73揉み合いとなっている。今晩はFOMCが最大の注目だが、今回利上げを決定すると10回目となることからは、そろそろとの思惑も出易いところ。 フロー的には、ユーロドルは、1.2250を割れるとストップ・ロスが指摘され、上値の1.2450はオプションのトリガー。ドル円では、112.50アッパーに輸出や本邦投資家のオファー。 111.50にはビッドが指摘されている。ロンドン市場では、米FOMCを控えてポジション調整の動向となった。 ただし、一部FOMCの声明にタカ派的なコメントが出るとの思惑から、ドルが買い戻された。 ユーロドルは、1.2386−91から1.2357−62へ下落、ポンドドルは1.7819−24から1.7858−62でレンジ推移となった。 一方ドル円は、111.92−97から112.17−22へ上昇となり、クロス円は総じてレンジ的推移から、ユーロ円は138.50−55から138.70−75、ポンド円は199.58−68から200.13−23での推移なった。 ただし、オージードルは、FFレートが4%まで引き上がるとの思惑から、0.7605−10急落となり、オージー円も85.65−70から85.25−30まで急速に値を下げた。 NY市場では、FOMCを前にドル売りポジションを縮める動向が先行したが、FOMCでは、10回連続で0.25%の利上げが決定されたものの、声明文が当初の一部の予想ほどタカ派的な内容ではなかったことを受けてドルの失望売りが出た。ユーロドルは、1.2330−35から1.2380−85へ上昇、ポンドドルも1.7820−25から1.7875−80へ上昇となったが、ドル円は112.23−28の高値から下落を111.85−90に限定した。 一方ユーロ円は、138.23−28から138.60−65へ上昇し、 ポンド円は、199.75−85から200.13−23でのレンジ推移を継続。 オージー円は、一時84.98−03まで値を下げた。

 10日の東京市場は、 小泉内閣の支持率が上昇したことや政府・日銀が景気の踊り場脱却を表明したことなどから、日経平均株価が年初来高値を更新して上昇したことで、ドル円は、本邦輸出企業や機関投資家の米国債利払いに絡む円転ニーズから、111.98から111.01まで久々に大きく下落となった。 一方ユーロドルは、12343から1.2397で堅調推移となり、ポンドドルは、1.7867から1.7933まで上昇となった。 またクロス円は、ドル円の下落に総じて値を落とし、ユーロ円は138.53から137.45まで急落となり、ポンド円も200.12から198.80、オージー円も85.27から84.74まで値を下げた。日経平均株価は、12,098.08円で、197.76円高で終了した。また、中国人民銀行は、通貨バスケット制の構成通貨が「ドル、ユーロ、円、ウォン」であることを発表し、更に「為替のスポット市場への参加者拡大を容認」や「銀行間の為替フォワード取引を導入」と市場の改善を推し進めるスタンスを表明した。10日の海外市場では、ドル円は、CTAやモデル系筋のドル売りで、ロンドン市場の高値111.19から110.40までまで下落となった。 ただし、原油価格が史上最高値を更新したことや7月の米・財政赤字が予想以上に縮小した事を理由にドルを買い戻す動きも見られた。ユーロドルは、米雇用創出法に絡んだ米国企業のドル買いやモメンタム系ファンド筋のユーロ売りで、ロンドンの高値1.2426から1.2335まで一時下落したが、ロシアや中東筋の買い観測や産油国によるドルからユーロへの資金シフトの観測を受けて1.2380へ反発した。ポンドドルは、1.7896から1.7973での推移となり、ユーロ円は、137.72から136.57まで大きく下落となったが、原油価格の上昇に137円前後へ反発して引けている。 またポンド円は、ドル円の下落に198.24へ値を下げ、オージー円も84.42まで軟調な推移となった。 またNYMEX原油先物価格は、史上最高値更新となる65ドルをつけ、 米国7月の財政赤字は、予想の−570億ドルを下回る−527.9億ドルとなった。 

 11日の東京市場は、日経平均株価の続伸や米国債利払いに伴うドル売りから、ドル円は110.74から110.11まで下落したが、下値では、短期筋のショート・カバーから下げ渋った。 一方ユーロドルは、1.2378から1.2426まで堅調な推移となり、ポンドドルも、1.7951から1.8033まで上昇した。 これを受けてユーロ円では、137.13から136.66まで軟調な推移となり、 ポンド円は、m198.14から198.84で小じっかり、オージー円は、7月の豪州雇用統計が事前予想から堅調な数値となったことから、オージードルが0.7713まで上昇したことで、84.43から85.04まで値を戻した。 海外市場では、7月の米・小売売上高が市場予想を下回る水準となったことを背景にドル売りが強まった。 ドル円は、「日銀筋がゼロ金利政策の打ち止め時期を繰り上げる」との観測で、米マクロ、モデル系ファンド筋などの売りから110.46から109.56まで値を下げた。 ユーロドルは、6月の米貿易収支の悪化懸念や短期筋のユーロ買いで、1.2400から1.2476まで上昇し、ポンドドルも1.8009から1.8115まで上昇した。 一方クロス円では、 揉み合い的な動向となったが、ユーロ円は、「中国がマネーブローカー業務を認可」との報道で中国の更なる通貨柔軟化観測が強まり、137.13から一時136.54まで値を下げたが、原油高が意思され136円後半へ反発した。 またポンド円は、198.20から199.10での推移となり、オージー円は、オージードルがモメンタム系ファンドの買いで一時0.7748まで上昇したことで、84.85から85.16で値を保った。

 12日の東京市場は、日本の第2四半期国内総生産が予想を下回ったことで、ドル円は、利食いのドル買いから109.58から109.95まで反発したが、戻り売り圧力が強く、欧州勢参入により109.52まで反落した。ただし、109.50にはオプションのトリガーの防戦買い、本邦勢からのドル買いオーダーや海外ファンド筋のビッドで、30億ドル規模の買いが控えているとの噂から下げ止まった。 一方ユーロドルは、1.2452から1.2482へ上昇、ポンドドルも1.8078から1.8140まで上昇した。またユーロ円は、 136.95から136.62とドル円の下落に連れ安となり、ポンド円は、198.50から198.99での小動き、オージー円は、 84.73から84.99で推移した。 海外市場では、米6月貿易収支が、588.2億ドルの赤字と事前予想を上回ったことから、一瞬ドル売りとなるも、大分織り込んでいた面が強く、直ぐにショート・カバーが優勢となった。 ただし、米8月ミシガン大消費者信頼感指数が事前予想を下回ったことから再度ドル売りが強まり、ドルは軟調なレベルで週末のNY市場を引けた。 ドル円は、109.30の安値から109.87まで一時反発も、109円ミドルを割れたレベルで引けた。 ユーロドルは、ロンドンの高値1.2487から一時1.2384まで急落となったが、その後は1.24ミドルに反発して引けており、ポンドドルも、1.8177から1.8073まで下落したが、1.81ミドルへ反発している。 一方クロス円では、 ロンドンの136.70−75から一時135.96へ下落。 反発を136.20−25に限定して、安値圏で引けている。 またポンド円は、東京市場から198.38から199.00で方向感のない乱高下を継続して、オージー円は、ドル円の下落に84.90から徐々に値を落として84.41の安値をつけ安値圏で引けている。

 15日の東京市場は、お盆休みということで動意の商いの中、ドル円では、朝方から米系ファンド筋からの利食いの買い戻しが優勢となり、109.33から109.75まで強含みに推移したが、その後は109円ミドルで揉み合いとなった。 一方ユーロドルは、午後に入って英系筋からの利食いで、1.2466から1.2386まで弱含み推移し、ポンドドルも、1.8159から1.8117へ下落した。 またユーロ円は、欧州勢からのユーロ円の売りが入った模様で、136.43から135.61まで大きく値を下げ、 ポンド円は、相変わらずの198.47から199.01でのレンジ推移を継続し、 オージー円は、小動きながら84.49から84.75で軟調な展開を継続している。ドル円では、109円前半から108円後半に利食いのビッドが入っている模様。  海外市場は、堅調なNY連銀製造業景気指数と6月の対米証券投資が予想以上に増加したことを背景にドルが買い戻された。ユーロドルは、1.2345まで値を下げたが、中東筋の買いで下げ渋った。 またポンドドルは1.8073まで売られたが、1.8115へ再度反発。 ドル円は、一時109.82まで上昇も、クロス円を含めた戻り売り意欲が強く、109.21の安値をつけた。一方ユーロ円は、欧州勢の売りをきっかけに一時135.00まで値を下げ、ポンド円も197.52−62へ下落。 オージー円は、オージードルが短期筋のストップ・ロスの影響から、0.7672−77へ値を下げたことで、83.84−91までやはり値を下げた。

 16日の東京市場は、 比較的静かな動向を継続も、 ユーロ売りが中心。 ユーロドルは、1.2371から1.2326まで軟調に推移し、 ユーロ円は、リアル・マネーの売りで135.28から134.79まで下落となった。 一方ドル円は、サイド・ライン的で、 早朝のシドニーの安値109.21から109.49まで反発気味となった。またポンドドルも1.8110から1.8052−57へ軟調推移となり、ポンド円は197.41から198.03での動向。 オージー円も84.11から83.78まで値を下げた。午前11時頃宮城県南部で震度6弱の地震が発生したが、若干の円売りを誘った程度。 109円には大きなオプションのトリガーの噂があり、午後3時のカット・オフ・タイムに注目が集まるが、この位置では、逆に大きいストップ・ロスが出易い。 欧州勢の参入が注目される。海外市場では、ロンドン市場からドル円では、109円のオプションのトリガーやストップ・ロスを狙った円買いが出るも、輸入企業や利食いのビッドに下値を支えられ、109.05から109.67へ反発した。 一方ユーロドルは、利食いに押されて1.2368から1.2295まで下落も、弱い7月の米・鉱工業生産や設備稼働率を受けて、アジアやロシア中銀のビッドから、1.2366まで反発した。 またポンドドルは、7月の英・消費者物価指数が高い伸びを示したことから一時1.8145へ上昇も、1.8040まで下落となったが、弱い米指標に1.8116へ反発した。 一方ユーロ円は、モデル系ファンドの売りから、134.56の安値へ下落も、 その後はユーロドルやドル円の上昇に135.47まで反発し、ポンド円は、197.33ー43まで下落も、その後は198.42−47へ上昇し、オージー円も83.74−80から84.30−35へ上昇した。 

 17日の東京市場は、日経平均株価が年初来の高値を更新したことで、ドル円は109.75から109.39まで下落したが、結局日経平均株価が前日比マイナスで引けたことで、欧州勢参入後は、中東勢によるドル買い戻しから110.08まで急上昇となった。 一方ユーロドルは、 1.2370から1.2281まで軟調な推移となり、 ユーロ円も本邦機関投資家からドイツ国債の利払いに絡む売りが出たことから、 135.58から134.83まで下落した。 一方ポンドドルは、1.8120から1.8019へ値を下げたが、ポンド円は、197.68から198.64で方向感のない展開を継続した。 またオージー円は、早朝から堅調な展開で一時84.50近辺の高値をつけたが、 戻り売り意欲が強く、 結局オージードルが0.76前半に値を下げたことから、83.73まで軟調な展開となった。ロンドン市場は、8月前半の英中銀金融政策委員会議事録が公表され、予想より少ない票数で利下げが決定したことやキング総裁が据え置きを主張したことから、英国の追加利下げ観測が後退して、一時ポンド買いが優勢になった。 しかし、NY市場では、7月の米卸売物価指数(PPI)が大きな伸びとなったことを受けて、債券市場が下落、一部ドルを買い戻す動きが広がったが、 夏休みモードということもあって、動意に薄く更にドルを買い戻し動向とはならなかった。 ユーロドルは、1.2275−80へ下落も、ポンドの上昇から1.2313−18へ反発。 その後1.2260−65の安値へ下落した。 ポンドドルは、ユーロポンドの売りを伴って、1.8114−19へ上昇したが、 1.8042−47レベルのロンドンの寄り付きレベルへ値を下げたが、下げ止まりを見せた。 一方ドル円は、ロンドン開始時点の110.00−05から109.48−53へ値を下げたが、その後は109円後半の揉み合いに終始し、クロス円では、ユーロ円が揉み合いながら、135.10−15から134.65−70へ値を下げ、 ポンド円は、198.06−16から198.74−84で、ポンドドルの動きに上下でのレンジ推移となった。 ただし、オージー円は、この日軟調な展開を継続して、84.00−05で上値を抑えられて、83.53−58のクリティカルなレベルまで値を落としている。

 18日の東京市場では、ドル円は、仲値で本邦機関投資家からの8億ドル規模の大口のドル買いが出たことから、109.75から110.30まで上昇した。 ユーロドルは、1.2259から1.2294でのレンジ的推移となったが、ユーロ円は、ドル円の上昇に134.76から135.45まで連れ高となった。 またポンドドルは1.8035から1.8067で同様に小動きとなり、ポンド円は、198.15から198.98まで堅調な推移となり、早朝から下落を強めたオージー円は、83.35から83.83まで値を回復した。海外市場では、ロンドン市場から、ドルを買い戻す動きが強まり、NY市場では、8月のフィラデルフィア連銀景気指数が予想以上だったこともあり、ドルの買い戻しに拍車をかけた。 ユーロドルは、米企業の米雇用創出法に絡むドル買いや米系カストディアンのユーロ売りで1.2277から1.2158まで大きく下落となり、ポンドドルも1.8092から1.7915へ値を下げた。 一方ドル円は、110.07から110.67へ上昇も、 マクロ系ファンドのオファーが110.70−80に残り、上値を抑えた。 一方ユーロ円は、ユーロドルの下落に、135.25から134.41まで下落。ポンド円は、ロンドン市場で199.30−40の高値まで買われたが、その後はポンドドルの下落に、198.16−26まで値を下げ、オージー円は、オージードルが、0.7530へ値を下げたことで、83.70−75から83.15へ値を大きく下げた。

 19日の東京市場は、静かな動向ながら、じわじわドル買いが進む展開。 ドル円は、昨日の急上昇にも高値圏で底堅く、110.31から欧州時間に入って110.83まで上昇した。 一方ユーロドルは、1.2193まで反発も戻り売りが強く、やはり欧州勢参入とともに、 1.2125まで下落となった。 ポンドドルも、1.7952から1.7895まで下落した。 またユーロ円は、本日のドイツ国債償還と利払いを控えて、134.65から134.17まで軟調推移、ポンド円は、197.80から198.42での揉み合いとなり、 オージー円は、オージードルが0.75へ迫っていることから、83.30から82.94まで軟調な展開を継続している。余中国社会科学院世界経済政治研究所所長は、「アジア各国はドルが過剰気味となっている外貨準備の有効活用を検討すべき」と述べたが特に反応はなかった。 また本日はNY市場で主だった経済指標の発表がなく、ロンドン市場からのドル買いの流れがどこまで進むかは注目となるが、テクニカル要因で動く可能性が高く、あまりこの動向について行くのは危険な感じが強い。 海外市場では、主だった米国指標がないことから、テクニカル的にドルの買い戻しが継続した。 原油先物がヨルダンで停泊していた米軍艦へのミサイル攻撃の報を受けて、65ドル台へ急伸して、一時ドルが売られる局面があったが、ドルは買い戻された。ユーロドルは、東京の1.2125から一時1.2195−00まで反発も、再度1.2130−35の安値圏をトライしたが、ここを維持して、1.21ミドルゾーンで引けた。 またポンドドルは、1.7890−95から1.7975−80での推移となり、ドル円は東京の終了時の高値110.83から110.33−38まで軟化するも、底堅く再度NYで110.74−79へ反発後、 110円ミドルで引けている。 一方クロス円では、ユーロ円が134.71−76の反発から、134.23−28へ下落し、ポンド円は、198.08−18から198.69−79での揉み合いとなった。 またオージー円は、オージードルが、0.7496−01から0.7537−42での弱保合を継続したことから、ロンドン市場での反発を83.30−35で限定して、一時82.83−88へ下落して、83円丁度近辺で引けている。 

 22日の東京市場は、日経平均株価が年初来高値を更新したことを受け、ドル円は中東筋、米系ファンド筋主導で円買いが優勢となり、110.55から109.82まで下落した。 ユーロ円も134.46から133.80へ連れ安に推移し、ユーロドルは1.2157から1.2193まで堅調に推移となった。 またポンドドルは1.7959から1.8016へ上昇したが、ポンド円は、198.51から197.73へ軟調な推移となり、オージー円も83.14から82.86へ小動きながら、軟化した。 日経平均株価は、高値12,478.82へ一時上昇した。海外市場では、小泉政権が選挙で勝利するとの見方や堅調な日本株を背景にした円買いから、先週大幅に上昇したドルに利益確定の売りが出た。 ユーロドルは、1.2169−74から一時1.2240まで上昇も、1.2250の厚い壁に上値を阻まれている。 またポンドドルも、1.7952−57から1.8045−50へ上昇し、ドル円は一時109.41の安値まで売られたが、下値ではショート・カバーから109.88−93まで反発した。 一方クロス円は、強い円買いに軟調な展開となったが、ユーロ円は、133.52の安値からは、134.40−45まで反発。 ポンド円も196.76−86の安値から198.10−20へ一時値を戻した。 また、オージー円は、オージードルが0.75レベルを維持したことで、急落はなかったが、ドル円の下落に圧迫されて軟調な展開を継続して、82.67−72の安値をつけて、反発も83.01−06に限定されている。

 23日の東京市場は、 日経平均株価の年初来高値を更新する動きを受けて、ドル円は109.80から109.59まで弱含むものの、109.50処にビッドが残り、 石油会社からのドル買いで109.94まで反発した。 一方ユーロドルは、1.2238から1.2190まで弱含みの推移となったが、欧州勢参入後は、1.2253まで急速に上昇した。 またポンドドルも、1.7973から1.8018で堅調推移となり、 ユーロ円は、133.85まで軟化の後、 134.70まで大きく反発し、 ポンド円は、197.24から197.95で引き続き動向が薄く、 オージー円は、82.67から83.19でのどうにか下値をホールドした。夕方午後6時に発表されるドイツの8月ZEW景気期待指数の改善期待が、ユーロ買いの一因になっていることからは、あまり先にユーロが買い戻されるなら注意が必要となる。海外市場では、8月のドイツ景気期待指数が予想を上回ったことから、一時ユーロ買いが強まったが、大きく流れが変わるまでに至っていない。 ユーロドルは、一時1.2250のストップ狙いから、1.2255へ上昇したが、値を保てず、1.2196へ再度下落後は、1.2238−43を高値に揉み合いとなった。 またポンドドルは、ロンドン市場で、ユーロポンドが0.6808−13から売り込まれたことで、1.7962まで下落したが、その後は1.1818−23へ回復した。 一方ドル円では、直近日本経済に対する楽観的な見方や日本株の上昇を材料に円買いが強まっていた反動から利食いが入り、一時110.18まで上昇したが、その後は109.73へ値を落としており、クロス円も全般的にロンドンの高値からは、NYでは小康状態となった。 ユーロ円は、一時134.82まで上昇も、134.07−12へ値を落とし、オージー円も83.22−27まで上昇したが、その後は82.90−95へ値を落とした。 また、ポンド円は、動意の薄い展開が継続しており、197.53−63から198.07−17でのレンジ推移となっている。

 24日の東京市場は、 日経平均株価が軟調なスタートとなったことから、ドル円では、早朝の安値109.87から投信の設定に絡んだドル買いや米系ファンドのショート・カバーから、110.74まで大きく上昇した。 ユーロドルは、1.2235から1.2161まで下落となり、 ユーロ円は、134.38からドル円の上昇に、135.10まで上昇も、ユーロドルの下落に134円ミドルへ値を下げた。 またポンドドルは、1.8014から1.7913まで軟調な推移となったが、 ポンド円は、197.79から198.58まで堅調な推移。 オージー円は、 82.97から83.47まで一時上昇したが、オージードルが、ユーロドルの下落を受けて、 0.75前半へ下落したことで、83円前半は値を下げた。 また原油マーケットでは、米国でのハリケーンの影響からの悪影響や本日発表される週次原油在庫が減少するとの憶測から、原油先物はしっかりとなっている。ロンドン市場では、東京夕方のドルの買い戻しからは、反発となった。 またNY市場では、7月の耐久財受注が事前予想を大幅に下回る、2004年1月以来の減少率を記録したことで、ドルが大きく売られたが、その後発表になった7月の新築住宅販売件数が、2ヶ月連続で過去最高更新したことから、ドルは下げ止まりを見せた。 ユーロドルは、1.2171から1.2275−80へ上昇。 ポンドドルも、1.7910から1.8027−32へ上昇した。 一方ドル円は、110.74の高値から一時110.00近辺へ下落となったが、 クロス円は全般にしっかりとした展開となった。 ユーロ円は、134.63から一時135.28−33の高値をつけ、オージー円も、83.44−49まで上昇したが、ポンド円は、198.00から198.60でのレンジで、方向感のない展開を継続した。 NY原油先物は、EIA週間統計で、在庫が予想以上の減少を示したことで、最高値を更新して、67.40ドルの高値をつけた。またムーディーズは、米GM,GMAC、フォードをジャンク級に格下げ、見通しをネガティブとしたが、この影響は特に出ていない模様。

 25日の東京市場は、 原油先物価格が史上最高値の68ドルまで上昇したことを受けて、ドル円は110.17から110.45まで上昇も、 本邦輸出企業やモデル系ファンドの売りから、109.76まで下落となった。 一方ユーロドルも、1.2257から独IFO指数の期待感から1.2321まで上昇。 ユーロ円は、135.20から135.56まで上昇したが、ドル円の下落に135.07−12まで調整となり、 ポンドドルは、1.7986から1.8080近辺まで値を上げたが、ポンド円では、198.18−28からから198.74−84で小じっかりの展開。 オージー円は、オージードルが0.76台へ乗せたことで、83.17から83.64−70へ上昇している。ドル円では、109.60にストップ・ロスが残るが、109.50は本邦の輸入筋のビッドが指摘されている。 またユーロドルは、1.2330に利食いのオファーが集まっているとの話。日経平均株価は、前日比97.10円安の12,405.16円で引けている。海外市場では、独IFO業況指数に対する期待感から、ドル売りが先行したが、思ったほどIFO業況指数が改善せずに、失望のドル売りとなった。 ただし、材料難であったことから、「コネチカット州のヘッジファンドに破綻懸念」の報や地政学リスクから、ドルの買い戻しも大きくは進まなかった。 ユーロドルは、1.2330処のオファーに阻まれて、一時1.2264まで下落したが、その後はショート・カバーから1.2328まで上昇して、1.23前後で引けた。 またポンドドルは、1.7985から1.8058での推移となり、ドル円は、109.82まで値を下げるも下値が堅く、110円前半で引けている。 一方ユーロ円は、一時利食いが優先して、134.80まで下落も、 その後134.43へ反発。 ポンド円は、198.50−60から197.75−85へ値を下げるも、元のレベルを回復している。 また、オージー円は、オージードルがストップ・ロスを誘発して、0.7615まで上昇も、0.7630のオファーに上値を抑えられたことから、83.33−38から83.60−65での推移となった。

 26日の東京市場は、ファイナンシャル・タイムズ紙の「アルカイダによるアジア金融都市、シンガポール、東京へのテロ攻撃準備」報道を受けて、早朝からドル円は、110.00から110.39まで強含みとなったが、その後は利食いや信託銀行の売りに、110.02まで値を下げた。 またユーロドルは、1.2281から1.2324まで上昇したが、引き続き1.2330のオファーが上値を抑える展開。 またユーロ円も135.30から135.69まで上昇したが、 上値を抑えられ135.35−40まで調整となり、 ポンド円は、198.19から198.65、 オージー円は、83.40から83.70での推移となっている。ドル円では、109.90に海外のビッド、109.70−75の本邦のビッドの話しがあり、ユーロドルの動向が注目となりそう。ロンドン市場では、「本日、中国人民銀行が人民元を1%切り上げる」との噂から、ドル円が急落。 一時109.35まで下落となったが、その後中国人民銀行がこの噂を否定したものの戻りは鈍く、109円後半で揉み合いとなった。NY市場は8月のミシガン大消費者信頼感指数の発表やグリーンスパン米FRB議長の講演待ちで手控えムードが強いながら、ドルはじり安となったが、原油価格が、ハリケーンの影響が軽微となると見通しから、反落となったことで、週末のショート・カバー気味にドルは買い戻されて引けた。 ユーロドルは、一時1.2342まで上昇も、 1.2272に安値をつけ、ドル円は、NYの安値109.52から110.30近辺まで反発して、110円台前半で引けている。またポンドドルも、一時1.8096近辺まで上昇したが、その後1.7990−95へ値を下げた。 一方クロス円は、ユーロ円が、ロンドンの安値134.85から徐々に値を回復し135.40−45へ上昇、オージー円は、ロンドンでドル円の下落から一時83.05−10まで下落後、反発を83.37−42に限定して、オージードルがNYで0.7547−52まで値を下げたことで、再度83.05−10へ値を落とした。 またポンド円は、ロンドンでの安値197.60−70からは、堅調に198.57−67へ値を回復した。原油価格は、1バレル=66.13ドルで取引を引けた。

 29日の東京市場は、早朝から周小川中国人民銀行総裁のFT紙の記事。 「先の人民元改革、一回限りの調整ではない」との発言を受けて、ドル円では、110.22から109.85まで下落したが、その後は原油先物価格が70.80へ急騰したことや日経平均株価の下落を受けて、110.50まで上昇した。 一方ユーロドルは、1.2281から堅調に1.2347まで上昇し、ポンドドルも、1.8037から1.8085で堅調推移となった。 また、これを受けてクロス円は堅調な推移となり、ユーロ円は、135.25から136.12まで大きく上昇、 ポンド円も198.18から199.39、オージー円も83.03から83.48まで上昇したが、いずれも高値を維持できず、反落となっている。海外市場では、ロンドン市場がサマーバンクホリデーのため休場であり、欧米の主要経済指標の発表や要人の会見などの予定もないことから、全体に動意が鈍いマーケットが想定されたが、テクニカルな動向を中心にドルが買い戻される展開となった。ドル円では、原油価格の上昇を嫌気したドルの買い戻しが入り、ドル円は110.25から、110.70−75へ上昇。 ユーロドルは、1.2350のオプション・ポイントを上抜けできず、1.2215−20へ下落、ポンドドルも1.8058ー63から1.7923−28へ下落となった。 またユーロ円もユーロドルの下落に、136.00−05から135.06−11へ急落となり、ポンド円も199.40−50から198.38−48へ値を下げ、オージー円も、オージードルが0.7613−18へ値を下げたことから、83.46−51から83.05−10値を下げた。 

 30日の東京市場は、 ドル円は、5−10日要因から堅調な推移となり、110.47から首相官邸の入り口にワゴン車が突っ込んだとの報道から、111.01−06まで上昇した。 一方ユーロドルは、1.2239から1.2204−09へ軟調な推移となり、ポンドドルも1.7963から1.7922へ弱含んだ。 またユーロ円は、ドル円の上昇に135.10から135.59まで強含み、ポンド円は、198.43から197.97での動意の薄いいレンジ推移となり、オージー円は、オージードルが、7月豪州貿易赤字や小売売上高の予想通りの数値に、0.75を割り込んだがことで、83.26から82.93まで軟調な推移を継続した。海外市場では、テクニカルな面や消費者信頼感指数の上昇からドルの買い戻しが継続した。また高騰する原油価格は、70.85まで一時上昇して、ドル円相場の買い材料となっているが、FOMC議事録で、原油高が米経済に悪影響を与えると指摘したことから、利食いのドル売りとなった。 ユーロドルは、1.2172まで下落も、その後1.2227へ回復。 ポンドドルは、8月の英・小売売上高指数が低下したことから、1.7922から1.7821まで下落となり、ドル円は、111.06から111.61まで一時上昇。 ただし、111.75前後の大量のオファーの噂から、111.23まで調整下落となった。一方クロス円は、ドル円の上昇に堅調となり、ユーロ円は、135.67から136.12の高値をつけて、一昨日の高値に面あわせとなった。 また、ポンド円は、ポンドドルの下落に、上値を重くして、198.53−63から199.20−30での推移となり、オージー円は、オージードルが、0.7450のストップを前に下げ止まったことから、83.15−20から83.40−45での揉み合いを継続した。

 31日の東京市場では、7月の日本の鉱工業生産が予想を下回り、ドル円は月末要因もあって、モデル系ファンド筋からのドル買いで111.21から111.50まで上昇したが、本邦輸出企業からのドル売りで111.09まで反落した。また111円台前半では、投信設定に絡む買いが下値を支えた模様。 一方ユーロドルは、1.2200から1.2231の小動きに終始し、ポンドドルは、1.7830から1.7881で同様の動向から、ユーロ円は、ドル円の上昇に135.90から135.29まで堅調な上昇となったが、オファーにぶつかり135.80まで下落となった。 またポンド円は、198.52から199.09での揉み合いを継続して、オージー円も83.08から83.40で方向感を出しあぐねている。豪州第2四半期経常収支は、大幅に改善となったが、特別これでオージードルが買われる展開とはなっていない。 ロンドン市場では、イギリスの8月GFK消費者信頼感指数が悪化したことを受けて、ポンド売りが優勢となり、全般的にドルが買い戻される動きとなったが、NY市場では、米第2四半期GDP改定値が、速報値+3.4%から下方修正され、事前予想も下回ったことや米8月のシカゴ購買部協会景気指数が大きく予想を下回ったことから、ドルは急落となった。 ユーロドルは、1.2224から1.2190まで下落となったが、NY市場では、1.2300を上回って、一時1.2358まで急伸。 ポンドドルも、1.7866から1.7821まで下落も、1.80を上抜け1.8058まで急伸した。 一方ドル円は、111.35から111.79まで上昇も、111.75の大量のオファーに阻まれ、110.38まで大きく下落となった。 またクロス円は、総じて堅調さを維持して、ユーロ円は、1135.99から一時136.75まで上昇、 ポンド円も199.85−95の高値をつけ、 オージー円は、オージードルが0.75台を回復したことで、83.50−55まで一時上昇したが、引き続き上値では戻り売りに押されている。NY原油相場は、米政府が大型ハリケーン「カトリーナ」による米国の景気悪化を懸念して、戦略石油備蓄(SPR)の放出を表明したことから、68ドル台へ一時下落した。 

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