過去の市場概況

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 3日の期明けの東京市場では、ドル円は、予想を下回った9月日銀短観の大企業非製造業・業況判断指数を受けて、113.30から114.24まで上昇した。 114.25にはオプション・トリガーが控えており、防戦売りが一旦上値を抑えた。ユーロドルは、ドイツ大連立政権の可能性を嫌気したことやドル円につられて、1.2036から1.1927まで急落となり、ポンドドルも、1.7626から1.7532へ下落となった。 一方ユーロ円は、136.75から136.20へ下落、 ポンド円は、199.88から200.63でのレンジ推移となり、オージー円は金曜日の高値を越えて、 86.45から86.76まで上昇も、一旦この位置では上値を抑えられた。 中原日銀審議委員の記者会見が日本時間16:30より、予定されていることから、どういった短観に対する見方が出るかは注目される。 また、海外勢の反応も注目しなければならない。海外市場では、ドイツの政局を嫌気したユーロ売りが再開され、NY市場では、ISM製造業景況指数が予想外に改善したことから、ドルは堅調に推移した。 ただし、週末の米雇用統計を受けて、更にドルを買い上がるには、静かな市場となった。ユーロドルは、 1.1963から1.1903へ下落したが、シュレーダー・ドイツ首相が首相退陣を受け入れる可能性を示唆した事などから、1.1900はオプションの防戦に守られた。 ポンドドルも、1.7572から1.7520へ下落、 ドル円も113.91から114.38まで上昇した。 一方クロス円も比較的小動きとなり、ユーロ円は、モデルファンド筋や投機筋の売りで136.33から135.90へ下落、 ポンド円は、199.90から200.65でのレンジ推移となったが、オージー円だけが、元気に87.14まで上昇した。

 4日の東京市場では、ドル円は、114円ミドルの輸出のオファーに上値を抑えられ、114.34から114.01まで下落したが、本邦機関投資家からの買いで底堅い展開が継続している。 ユーロドルは、米系ファンドの売り仕掛けて1.1900まで弱含むも、引き続きオプションの防戦に下値をホールドして、1.1938へ一時反発した。 またポンドドルは、1.7518から1.7577で神経質な展開を継続している。 一方クロス円も比較的小動きだが、 ユーロ円は、135.93から136.20でのレンジ推移となり、 ポンド円は、 200.18から200.64でレンジ推移ながら、ポンドが堅調な展開から、強含み気味。 オージー円は、86.93から87.24で底堅い展開を継続している。 谷垣財務相は、「依然として緩やかなデフレの状況、日銀としっかり対応」と述べ、春日銀審議委員は、「景気・物価の見通し想定通りなら、来年初以降量的緩和の枠組み変更の可能性徐々に高まる」と述べたが、特に反応は出なかった。 海外市場では、特別な材料に薄いことから、比較的揉み合いの相場となったが、ドルが堅調な形は維持されている。 ユーロドルは、アジア中銀の買いやオプション絡みの買いで一時1.1950まで反発も、 高値を維持できずに1.1908との揉み合いを継続して、ポンドドルは、ユーロポンドの売りから、比較的堅調に1.7542から1.7622で推移した。 一方ドル円は、NYで米債券利回りの低下で、一時114.08まで小緩んだが、引き続き旺盛なビッド意欲に114.40まで上昇した。 一方クロス円は、ロンドン市場で欧州勢からの買いが出たことをきっかけに堅調な展開となり、 ユーロ円は、一時136.50まで上昇したが、本邦筋の売りに136.10までじり安となった。 またポンド円は、ユーロポンドが軟調となったことから、201.24まで上昇、 オージー円もオージードルが0.7615から0.7645で堅調な推移となっていることから、87.33まで一時上昇した。ドル円では、114.40−50に引き続き本邦輸出企業やオプションの防戦が残る状況。 フィッシャー・ダラス連銀総裁は、「インフレは連銀の許容レンジの上限に達している」、「インフレ低下の兆候はみえず」とドルを後押しした。

 5日の東京市場は、5−10日の仲値不足を受けて、114.41まで上昇したが、114.40−50の輸出企業やオプションの防戦売りに上値を抑えられ、短期筋の投げ売りから、113.75まで下落したが、下値はホールドされている。 ユーロドルは、1.19が堅いと見たシカゴ筋のショート・カバーから、1.1915から1.1966まで上昇し、ポンドドルも1.7577から1.7648へ上昇した。 またユーロ円は、135.93から136.36のレンジ推移となり、 ポンド円は、ドル円の下落に201.18から200.58まで下落し、特にこの処堅調であったオージー円は、オーストラリア準備銀行が金利を据え置いたが、これは特に影響はなく、 期間投資家の利食いが入った模様で、87.27から86.43まで急落となった。 ラジャンIMF調査局長は、「米FRB、短期的に利上げを継続する見通し」と述べ、英財務省は、「G-7財務相・中央銀行総裁会合は、12/2-3にロンドンで開催」と発表した。海外市場では、まちまちの動きとなったが、NY市場で、ハリケーン襲来後の9月ISM非製造業景況指数が2003年4月以来の水準まで急低下したことから、ドルは軟調な展開となった。 ユーロドルは、 独2大政党が連立交渉に入ることを好感して1.1930から1.1988へ上昇しポンドドルも1.7580から1.7663へ上昇した。 一方ドル円は、113.70のストップをつけて、113.57まで下落したが、下値でのビッド意欲が強く、114.12まで上昇した。 またユーロ円は、底堅く135.86から136.51へ上昇、ポンド円は、200.21まで一時下落したが、その後はドル円の上昇に値を回復している。 一方オージー円は、この日カナダ円の急落とともに軟調な展開となり、一時86.01まで値を下げた。

 6日の東京市場は、 早朝からユーロ円の投機的な買いから、ドル円は、114.19まで上昇したが、上値では輸出企業の売りに頭を押さえられて113.70まで反落した。ユーロドルは、ロシアルーブルの切り上げの噂、一部ヘッジファンドの運用難によるユーロ・キャリートレードの解消、ベネズエラの外貨準備のユーロシフト観測などから、ユーロ買いが強まり、 1.1972から1.2072まで上昇し、ポンドドルも、1.7620から1.7755付近へ上昇した。 一方クロス円は、ユーロ円が外資系証券の買いで、 136.40から137.33まで上昇、 ポンド円も200.64から202.01へ上昇した。 またオージー円は、早朝に85.89まで下落も86.44まで上昇した。海外市場では、ロンドン時間にイギリスの8月鉱工業生産が予想を大幅に下回ったことから、ポンド売りとなったが、総じてドル売り気味の展開。 特にNYでは、トリシェECB総裁の発言を受けた利上げ観測や新規失業保険申請件数の予想以上の悪化にドルは軟調な展開を継続した。 ユーロドルは、「ドイツ連立政権の構想が完成した」との噂で1.2039から1.2205まで大きく上昇となり、 ポンドドルもユーロポンドの買いから、1.7665まで一時下落したが、その後は1.7813へ上昇。 ドル円は、スノー米財務長官の「来週の訪中の際、中国に更なる人民元の柔軟化求める」との発言を受けて、一時113.02まで下落したが、この位置は守られた。 一方クロス円はまちまちな展開となり、利上げ観測から、ユーロ円は、137.08から138.04まで大きく上昇し、ポンド円は、201.02−12から201.63−73でのレンジ推移となり、 オージー円は、ロンドンでの反発から、一時86.52まで上昇も、その後は戻り売りの押され、 85.74まで下落した。 

 7日の東京市場は、 日米3連休前ということで、ドル円は、仲値不足観測から113.15から113.58まで上昇、ユーロドルは、米雇用統計前の利食いが先行して、1.2190から1.2151へ下落、 ポンドドルは、欧州勢参入後にユーロ金利の上昇から、ユーロポンド売り圧力が強く、1.7792から1.7686まで下落となった。 一方クロス円は総じて小動きであったが、 ユーロ円は、137.85から一時138.20まで上昇したが、輸出企業の売りに上値はCapされた。 また、ポンド円は、201.62からポンドドルの急落に200.48まで下落となり、オージー円は、85.84から86.36まで上昇したが、豪州の株式市場の軟調な展開が嫌気されている。海外市場では、ロンドン市場では、米雇用統計の発表待ちで取引手控えムードであったが、ユーロドルが、ドイツ8月の鉱工業生産指数の大幅に低下を受けて売られる展開となった。 NY市場では、ハリケーン後の雇用統計として、注目を集めたが非農業部門雇用者数は、マイナス3.5万人と予想ほど悪化しなかった事からドルが全面高となった。 ただし、ロング・ウィークエンドを前に、「NYの地下鉄ペンシルべニア駅の一部が閉鎖」との報道から、ドルは更に値を拡大できなかった。 ユーロドルは、1.2169から1.2093まで下落したが、ロシアやアジア中銀の買いで1.20台は底堅く、ポンドドルも1.7720から1.7578へ下落した。 またドル円は、113.25から114.01まで上昇したが、スノー米財務長官の「中国の更なる通貨改革を求める」との発言を受けて、113.85近辺で引けた。 一方クロス円は、サイド・ライン的な動きとなったが、ユーロ円は、利食いにロンドンで137.64まで下落したが、その後はドル円の上昇に138.09まで反発して、堅調な値でNYを引けている。 またポンド円は、一時200.09まで値を下げて、200円ミドルの引け、 オージー円は、85.85−90から86.29−34での揉み合いとなった。 

 10日のアジア市場は、東京市場が休場で、更にNY市場もコロンブスデーの休日ということから、動意が薄い状況。 ユーロドルは、独与野党がメルケル独キリスト教民主同盟党首が次期首相になることで合意したとの報道から、夕方一時ユーロ買いが優勢になり、1.2113から1.2154まで上昇したが、 更に上値を拡大できていない。 ポンドドルは、ユーロポンドの売りから1.7587まで下落したが、その後は1.7634まで回復したが、やはり上値はオファーにCapされた。 またドル円は、 113.85から113.55まで下落したが、その後はクロス円の買いに反発となり、 ユーロ円は137.83から138.14まで強含み、ポンド円は、199.94から200.61で保合となったが、オージー円は、オージードルが0.76台へ一時乗せたことから、86.03から86.58まで上昇した。 海外市場は、ロンドン市場では材料に薄く、特に変化はなかったが、コロンブスデーで休場のNY時間では、ドイツの社会民主党が、外務、財務、法務、労働などの閣僚職を占めるとの報道から、新ドイツ政権の経済改革は難航するとの憶測が広がり、ユーロドルが売られる展開となった。 ユーロドルは、東京の高値からは、1.21割れのストップ・ロスをつけて、一時1.2040まで下落。 ポンドドルも、1.7633から1.7515の直近安値に面あわせとなった。 一方ドル円は、スノー財務長官との日米財務相会談で、「原油高含む世界経済を議論、人民元は議論せず」との谷垣財務相の発言が影響して、113.66から114.30まで上昇した。 一方ユーロ円は、ユーロドルの上昇で、一時138.27まで上昇したが、 その後は137.55まで下落、 ポンド円は、200.08−18から200.56−66での揉み合いとなり、オージー円は、オージードルが0.75後半で堅調に推移したことから、一時86.74まで上昇となった。

 11日の東京市場は、連休明けの仲値不足を受けて、ドル円は、114.26まで一時上昇したが、 スノー米財務長官の「人民元柔軟性について、北京で非公式に中国当局者と協議する」との発言を受けて、113.97まで下落したが、下値では、米系インベストメントバンクからの買い意欲に下げ渋った。 ユーロドルは、メルケル独新首相が連立政権下で、苦戦を強いられるとの見方から、1.2073から1.2012まで下落し、 ポンドドルも、シカゴ筋の売りを受けて、1.7555から1.75のバリアーをつけて、 1.7473まで下落となった。 一方クロス円では、ユーロ円が同様にドイツに対する不信感やユーロ円債の利金の円転ニーズから、137.70から137.08まで大きく下落、 ポンド円も200.43から199.28まで下落となった。 またオージー円も86.65から86.33まで下落した。ロンドン市場では、一時ポジション調整的なドル売りとなったが、 NY市場では、FOMCを控えて、強気の見方が優勢となり、ドルの買い戻しが進んだ。 ユーロドルは、ロンドンで1.2010付近のロシア筋の買いの噂から、1.2047まで反発も、リアル・マネー系の戻り売りに押されて、 1.1975の安値まで下落となった。 またポンドドルも、イギリスの8月の貿易赤字が過去最大に拡大したが、ファンド筋からの買い戻しなどから、一時1.7560まで反発したが、その後は1.7443まで下落となった。 一方ドル円は、G20での人民元問題から、 113.81まで下落したが、ファンド筋の買い意欲に支えられて、タカ派的なFOMC議事録発表後には、114.64まで上昇した。 またユーロ円も137.01の安値から、イタリアの長期債発行に絡む買いから137.42まで反発、 ポンド円も一時199.19まで売り込まれたが、200円台へ回復して引けている。 一方オージー円は、オージードルが軟調に0.7550以下のストップ・ロスをつけて、0.7508まで急落となったことから、一時85.73まで下落したが、引けでは86円台前半を回復した。

 12日の東京市場は、FOMC議事録から一夜明けて、ドルが堅調な姿となった。 ドル円は、114.49から114.72mで上昇したが、本邦輸出企業と海外勢の利食い売りなどから、上値を抑えられ、一時114.48まで反落したが、押し目買い意欲強く、年初来高値更新となる114.76まで反発した。 ユーロドルは、シカゴ筋の売りから、1.1996から1.1953まで下落も、欧州輸出企業からのドル売りや利食いで下げ渋った。 またポンドドルも、1.7451から1.7395まで下落した。 一方クロス円では全体的に小動きとなったが、 ユーロ円はユーロ債入札を控えて137.07から137.34で比較的堅調な推移となった。 またポンド円は、199.53から200.03での推移、 オージー円も86.00から86.24での動意の薄い展開となった。バーナンキ米CEA委員長は、「不均衡是正のため、米国の貿易相手国は内需拡大が必要」、スノー米財務長官は、「中国の為替柔軟化の進展に決定的な方法はない」と中国をけん制する動きが継続したが、特にドル円は反応がない。キング英中銀総裁は、「11月の利下げを約束することはできない」、「11月まで金利に関する決定を下さない」と市場の金利引下げ期待をけん制した。 海外市場では、主だった材料に薄い中、 東京でのドルの高値トライに失敗した感じから、ポジション調整的なドル売りが優勢となった。 またNYでも、 期待したグリーンスパン議長の講演が思った程、インパクトのあるものでなく、ドルは軟調な推移となった。 ユーロドルは、 1.1967からファンド筋の買いやベネズエラが外貨準備通貨をドルからユーロへシフトさせるとの話しが蒸しかえされて、 1.2054まで上昇した。 またポンドドルは、英9月失業者数が予想を上回る増加を示したにも関わらず、 1.7413から1.7550まで上昇、 ドル円も一時114.71まで反発したが、 引き続き上値の大量の売り物を嫌気して、 利食いの売りに114.25まで値を下げた。 一方ユーロ円は、本邦筋のユーロ債入札絡みの買いを受けて、 137.17から137.74まで堅調な上昇となり、ポンド円も200.58まで上昇、オージー円も86.46へ堅調な上昇となった。また、NZ円は79.82、カナダ円は、カナダの来週の利上げ期待から97.83へ上昇し、スイス円も89.05の高値をつけた。

 13日の東京市場は、ドル円では、朝方114.21まで利食いに押されるも、本邦輸入企業や本邦機関投資家からのドル買い圧力が強く、年初来高値更新となる114.87まで上昇した。 ユーロドルは、 昨日の堅調さからは一転して、1.2038から英系銀行の投機的な売り仕掛けで、1.1969まで急落となった。 またポンドドルも1.7537から1.7446へ下落となった。 一方クロス円は、こういった動きの中、サイド・ライン的で、ユーロ円は、137.38から137.71でのレンジ的な動向、ポンド円も200.16から200.61で比較的ドル円の上昇に堅調な推移となった。 ただし、オージー円は、9月豪州雇用者数減少を受けて、オージードルが、0.7555−60から0.7495−00まで下落したことで、86.52から86.05まで下落となった。また、カナダ円は、97.47から98.00へ上昇、 スイス円は88.99から88.71、NZ円は、79.53から79.79で推移した。 ロンドン市場では、米8月の貿易収支の発表待ちムードで、揉み合いとなった。 しかしNY市場で、米8月の貿易収支が予想より、若干の改善、それでも市場3番目の悪い数字となり、 更には9月の輸入物価指数の上昇を受けて、インフレ懸念が強まり債券利回りが上昇したことから、ドルは高値から急落となった。 ユーロドルは、一時1.1914まで下落したが、中銀筋やオプション絡みの買いが下値を支え、イッシングECB理事のタカ派的な発言をきっかけにショート・カバーが強まり、1.2038まで反発して、高値圏で引けた。 ポンドドルも1.7448から1.7575へ上昇し、 ドル円は、貿易収支後の高値115.10から114.26まで急落となった。 一方クロス円は、比較的堅調推移となり、ユーロ円は一時136.97の安値をつけるも、その後はユーロの上昇に137.71へ反発、 ポンド円は、201.42の高値へ上昇した。 一方オージー円は、豪州失業率の悪化を受けて、東京市場で大きく下落した流れから、軟調な展開が継続して、 一時85.77へ値を下げたが、どうにかこの下値は維持されている。

 14日の東京市場は、 仲値に向けて、本邦輸入企業や投信設定に絡むドル買いで114.37から114.82まで上昇したが、昨日からのドル買いの調整売り意欲がある模様で、上値は抑えられた。 ただし、下落も114.40近辺までで、下値は押し目買い意欲に支えられた。 ユーロドルは、朝方は利食いの売りに1.2030から1.1993まで下落も、押し目買い意欲に1.2048まで反発したが、こちらも今夜の米国指標を控えて、更に上値追いとはならなかった。 ポンドドルは、1.7508から1.7570での堅調な推移となり、 クロス円は総じて堅調な形。 特にユーロ円は、137.54から137.91まで上昇となり、ポンド円も200.64から201.26で堅調な形となった。 またオージー円は85.78から86.22での推移で、昨日の下落からは動意の薄い展開となった。 昨晩のロンドン市場では、米国のハリケーンの影響を受ける9月の経済指標の発表待ちで、取引手控えムードが強かったが、ドルが全般的に堅調な推移を維持した。 NY市場では、予想下回る9月のコアCPIを受けて、債券利回りが低下したことや引き続き米先物仲介大手レフコの自己及び顧客のポジション手仕舞い観測から、ドルは売り込まれ安値圏で週末の取引を終了した。 ユーロドルは、一時米企業のレパトリ絡みの売りで1.1977まで下落したが、 その後はショート・カバーを誘い1.2109まで上昇後、高値圏で引けとなった。 ポンドドルも、1.7485から1.7708へ上昇、 ドルスイスは、1.2945から1.2780へ下落し、ドル円は、谷垣財務相の「週末のG20では人民元が議題となる可能性がある」との発言を受けて、114.90から113.86まで大きく下落となり、 114円飛び台で引けた。 一方クロス円は、比較的堅調な姿となり、 ユーロ円は、137.47から137.93へ上昇、ポンド円も201.90まで上昇となったが、 資源国通貨であるオージー円は、一時85.60まで下落、 カナダ円も85.96まで下落となった。

 17日の東京市場は、小泉首相が本日靖国神社を参拝するとの報道を受けて、早朝ドル円は、114.37まで強含んだものの、戻り売り圧力強く、米系証券、米銀筋からのドル売りがで、113.75まで反落した。 ただし、113円台後半では本邦資本筋からの買い意欲が強く、下げ止まりを見せた。 ユーロドルは、1.2059から1.2122まで反発も、HIA絡みの戻り売り意欲は強く、ポンドドルも1.7641から1.7721での推移となった。 ユーロ円は、輸出の売りで138.01から137.65へ下落も、その後はドル円の上昇に138.09へ反発、 ポンド円は、201.36から201.94で堅調な推移となり、軟調気味なオージー円も85.73から86.11まで上昇した。また、NZ円は、79.37から79.81、カナダ円は、96.10から96.68で推移した。 ロンドン市場から、欧州通貨や円を中心にドルの買い戻しが優勢となり、 NY市場では、熱帯性暴風雨「ウィルマ」の発生ニュースでエネルギー価格が急騰し、インフレ加速懸念を受けた米金利先高観が高まり、ドルは特に円に対して強含んだ。 ユーロドルは、1.2084から1.2012まで下落したが、下値では、アジアやロシア中銀筋の外貨準備手当ての買いが支えた。 ポンドドルは、MPC副総裁のロマックスの英経済に対する厳しい見方から、 1.7668から1.7528まで下落、 ドル円は、114.24から一時114.97の高値まで上昇となり、 ユーロ円も137.89から138.47へ上昇した。 一方ポンド円は、ユーロポンドの買いから201.20へ下落となり、 オージー円は、AUD/NZDの売りから、オージードルが軟調気味な推移から、85.93−98から86.25−30での揉み合いとなり、 NZ円は1997年以来の80円台へ乗せて、 金融政策発表を前にしたカナダ円も一時97.49まで強含んだ。 

 18日の東京市場は、米系証券主導によるオプション・トリガーの買い仕掛けで、早朝の114.91から115.40まで上昇。 一旦この位置では、115.50の防戦に阻まれたが、下値は115円台が既に硬く、欧州勢参入後はこのトリガーもつけて、115.72まで上昇となった。 ユーロドルは、1.2027から1.1965へ弱含みとなり、 ポンドドルも1.7526から1.7486まで軟化した。 一方ユーロ円は、堅調に138.02から138.57まで上昇、 ポンド円も201.83から201.29へ値を上げ、 オージー円も86.06から86.41まで上昇した。帯性低気圧ウィルマは、メキシコ湾岸の原油生産基地施設への進路から外れつつあるとの報道もドル買いに安心感となり、来日中のグリーンスパン米FRB議長は、原油高に楽観的な姿勢を示した。ロンドン市場では、東京からのドル買いが更に強まる形。 悪化した独10月のZEW景気期待指数や英9月消費者物価指数が予想を下回ったことが、ドルにプラスとなった。 NY市場では、9月の生産者物価指数が1974年以来の伸びを記録、8月対米証券投資が予想外に増加した事からドルが大きく買われる展開となった。 ただし、一旦ドルはテクニカルな要因から上げどまりを見せている。 ユーロドルは、1.1987から1.1915まで下落したが、1.19の防戦に下値をホールドした。 ポンドドルも1.7525から1.7424まで下落、 ドル円も115.56から115.94まで上昇したが、上値では116.00のオプションの防戦に阻まれた。 一方クロス円は、円売り地合から堅調で、ユーロ円は、ロンドンで138.67の高値をつけた後は、138.05を下値に堅調な展開。 ポンド円は、一時202.66まで上昇し、オージー円も86.61まで上昇した。

 19日の東京市場は、ドル円は、115.66から115.98まで静かな中、強含みに推移したものの、本邦資本筋や中国筋からの116円のオプションの防戦売りが強く上値を抑えた。 ユーロドルは、 早々と1.1967から1.1925近辺へ下落したが、日中は小動きとなり、欧州参入後は、大きな投機的な売り仕掛けが入り、1.1945近辺から1.1900のオプション・トリガーをヒットして、 1.1875まで急落となった。 一方ポンドドルは、MPC議事録を控えて、比較的堅調な展開から、1.7428から1.7505で推移した。 またユーロ円は、 138.45から137.74までユーロの下落に連れ安となり、ポンド円は、202.02から202.64で堅調な推移。 オージー円は、86.58から徐々に86.26へ軟化した。 その他NZ円は、80.33から80.58でしっかり。 カナダ円は、 98.07から98.44での推移となっている。ロンドン市場では、東京でドルが買い戻された地合からは、英中銀金融政策委員会議事録で、金利据え置きが全会一致で決定したことやユーロ圏8月鉱工業生産が予想を上回る上昇だったことを受けて、ドル売りとなった。 NY市場では、9月の米住宅着工件数が予想以上に増加した事から一時ドルの買い戻しとなったが、米NY連銀総裁ガイトナーの「巨額の米経常赤字が外国中銀の資金流入で補われている事を懸念」との発言やテクニカルなドル売りから、ドルは軟調な推移となった。 ユーロドルは、1.1889から中銀や中期投機筋の買いで、1.2004まで上昇、 ポンドドルも1.7452から1.7670まで上昇となり、 ドル円は、115.85から115.25まで下落となった。 一方ユーロ円はロンドン市場で、137.66まで下落したが、その後は138.61まで反発、 ポンド円は特に203.78まで大きな上昇となり、 オージー円も堅調に86.69まで上昇となった。

 20日の東京市場は、ドル円では、5−10日の仲値不足で、本邦輸入企業からの買い、アジア筋の買いから115.26から115.78まで上昇したが、福井日銀総裁が、「長期金利は現在低い水準にある」との発言を受けて、上げ渋りとなった。 ユーロドルは、1.1959から1.1999でレンジ的な推移。 ポンドドルは、1.7598から1.7660で乱高下気味の展開となり、ドルスイスは、1.2940から1.2988での推移となった。 一方クロス円は全般的に堅調で、 ユーロ円は、138.15から138.60の推移、ポンド円は、スピードが速い感じだが、203.25か204.02まで上昇し、このところ低迷していたオージー円も86.46から86.84へ上昇となった。 また、NZ円は、堅調に80.44から80.79へ上値を拡大し、カナダ円は、97.95から98.34で若干伸び悩み気味の推移となっている。 ロンドン市場では、イギリスの9月小売売上高が予想を大幅に上回る上昇を示したことを受けてポンド買いが強まった。 ただし、ユーロポンドの売りから、ユーロドルの上昇は限定された。 またNY市場では、堅調な新規失業保険申請件数や予想を上回るフィラデルフィア連銀製造業業況指数を受けて、ドル買いが強まったが、 NY株式市場の下落を受けて、ドルは安値圏で引けた。 ユーロドルは、1.1948から1.2025まで上昇、ポンドドルも1.7615から1.7750まで強く上昇となり、 ドル円は、115.70から115.29まで下落した。 一方クロス円は、ドル円の下落スピードが鈍いことから、ことの他堅調で、特にポンド円は、この日204.75の高値まで上昇、 ユーロ円も138.06から138.67と高値圏へ面あわせとなった。 またオージー円も87.06の高値へ上昇しており、NZ円は一時81円台へ乗せた。

 21日の東京市場は、 ドル円は、対ユーロやポンドでドルの買い戻しが入ったことから、115.43から114.97まで下落したが、下値では、本邦輸入企業、米系ファンドからの買いで115.55まで反発した。ユーロドルは米有力情報レポートが「欧州中銀予防的利上げ」と伝えたとの噂から、ファンド筋からの買いで1.2012から1.2078まで大きく上昇となった。 ただし、上値では戻り売りの押され、その後は保合となった。 ポンドドルも、1.7736から1.7791へ上昇、ドルスイスは1.2882から1.2800まで下落した。 一方クロス円は全般にドル円の下落が限定されていることから堅調となり、 ユーロ円は、138.54から139.00のオプション・トリガーをつけて、一時139.07へ上昇したが、その後は失速となった。 またポンド円は、204.30から205.03と205円台をつけ、オージー円は、86.49から86.86で揉み合い、 NZ円は80.65から81.19と高値更新、カナダ円は97.69から98.17で揉み合いとなった。 ロンドン市場では、手掛かり材料難の中、ポジション調整とみられるドル買いが優勢になった。 NY市場では、NYの地下鉄で火災との報道からドルが売られる局面があったが、 欧州リアルマネーの米債投資やHIAのドル買いが入り、ドルは堅調な展開で週末のNY市場を引けた。 ユーロドルは、パラモECB専務理事の「現在のインフレは緩やか」との発言などから1.2060から1.1929まで下落、 ポンドドルも1.7789から1.7640へ値を落とし、ドル円は、115.07から115.98まで上昇した。 ただし、ドル円は、引き続き116円のオプションの防戦が控えて、上値を拡大できなかった。 一方ユーロ円は、債券絡みの買いから一時139.16の高値をつけたが、その後はユーロドルの急落に138.32まで値を落としたが、 ポンド円は、ユーロポンドが0.6754まで値を落としたこともあり、 一時205.60の高値をつけて、今年4月の高値を上回ったが、この位置からは調整した。 またオージー円は、方向感に薄く86.52−57から86.81−86でのレンジ的推移を継続した。

 24日の東京市場は、 ドル円では、116.00のオプション・トリガーが引き続き有効で、115.97から余・中国銀行政策委員の「長期的には人民元高は避けられない」との発言を受けて、115.50まで下落となった。 ユーロドルは、ユーロ円の売りに1.1948から1.1922まで弱含んだが、動意が薄く1.1951まで反発。 ポンドドルは、1.7652から1.7691でのレンジ推移となった。 またユーロ円は、138.45から大口の売りが出たことで、137.99まで弱含みに推移し、このところ堅調なポンド円も204.82から204.18まで弱含み、 オージー円も、86.78から86.50へ弱含みとなった。その他NZ円は、80.96から81.24で堅調な推移。 カナダ円は、97.45から97.75で弱保合を継続した。ロンドン市場では、欧米主要経済指標の発表もなく材料難から全体的に小動きの状態だったが、NY市場に入ると「ホワイトハウスがハト派とされるバーナンキ氏を次期米FRB議長候補に任命する」とのニュースが流れ、ドルが売られたが、バーナンキ氏が「グリーンスパンが築いた金融政策を継続する」と発言した事から、ドルの買い戻しとなった。 ユーロドルは、1.1931から1.2022まで上昇し、 ポンドドルも1.7651から1.7731へ値を上げた。 またドルスイスは、1.2953から1.2835まで大きく下落し、 ドル円は、115.81から115.06へ下落した。 一方クロス円は、円の軟調な動きから、弱保合となったが、ユーロ円は、137.97の安値からは138.48へ反発、 ポンド円は、203.73へ値を下げ、オージー円も、一時86.28へ値を下げたが、引けベースでは、86円後半を回復している。 また、NZ円は、80.85まで値を下げたが、81円台を回復している。

 25日の東京市場は、ドル円では、5−10日の買いから115.69まで上昇も、本邦機関投資家からの売りで、115.35へ下落したが、その後は呉中国人民銀行副総裁の「人民元/米ドルの変動幅をすぐに拡大することはない」との発言から115.74まで上昇した。 ユーロドルは、1.1988から1.1936へ弱含むも揉み合い的となり、 ポンドドルも1.7635から1.7710で推移した。 一方ユーロ円は、 138.05から138.40で揉み合いとなり、 ポンド円は、203.765から204.65、 オージー円は86.47から86.79での推移となった。 NZ円は、カレン・ニュージーランド財務相が「NZドル・ドルは持続不可能な高値圏にあり、急落の可能性がある」と述べたが、 堅調に80.86から81.29で推移した。ロンドン市場では、ドイツの10月IFO業況指数が予想を上回ったことを受けてユーロ買いが先行、NY市場でも、NYタイムズがCIAの工作員名漏洩事件で、チェイニー米副大統領の関与を示唆したことや、10月の消費者信頼感指数が予想外に悪化したことから、強いドル売りとなった。ユーロドルは、利上げの早期化の観測から1.1968から1.2118まで上昇、 ただし、上値はHIAや中央銀行の売りで上値を抑えられた。 ポンドドルも1.7691から1.7868へ上昇し、ドル円は、115.65から114.61まで下落も、下値は本邦投資家の買い意欲が強く、下げ渋り115円台を回復して引けた。 一方クロス円は、ドル円が下値をホールドして反発したことで、堅調な展開。 ユーロ円は、 138.33から139.29まで強い上昇となり、ポンド円も再度の205.39へ上昇、オージー円も87.08と87円台を回復した。

 26日の東京市場は、9月の日本の貿易黒字が減少したことを受けて、米系ファンド筋からのドル買いで114.97から114.32まで上昇したが、戻り売り圧力強く、114.91まで反落。 その後はユーロドルの急落に、115.51まで上昇した。 ユーロドルは、1.2087まで下落も下値をホールドして、1.2137まで反発したが、この位置からは、HIAの売りで1.2062まで急落となった。 ポンドドルも、1.7866から1.1776まで下落となり、ドルスイスも1.2730から1.2807へ上昇した。 一方クロス円は総じて堅調で、ユーロ円は、139.15から139.47で揉み合いとなり、ポンド円は、204.97から205.53へ一時上昇した。 またオージー円は、86.85から87.22へ上昇、NZ円も81.04から81.34の高値をつけた。ロンドン市場では、米国の主要経済指標の発表がなく、取引の手がかり材料難から全体的に小動きになったが、NY市場では、「バーナンキ次期FRB議長がハト派イメージ払拭のために着任直後は予想以上のタカ派的政策を取る可能性がある」との米WSJ紙の記事を受けて、債券利回りが続伸した事からドル買いが強まった。ユーロドルは、1.2048まで一時下落したが、その後米カストディアン筋やアジアなどの中銀筋主導の買いを受けて、1.2001まで反発した。 ポンドドルは、1.7790から1.7716へ下落、ドル円は、115.19から115.94まで上昇した。 一方ユーロ円は強く、「中国が円を除いた通貨バスケットの通貨買いを行っている」との噂を受けて139.20から139.95へ上昇、ポンド円も一時205.87まで上昇し、高値圏を維持している。 またオージー円も今年の高値となる87.33を上抜け87.49まで上昇した。

 27日の東京市場は、 ドル円では、116.00のオプション・トリガーへの買い仕掛けに成功して、116.24まで上昇したが、米系ファンド筋からの利食い売りで上値を抑えられ、GMが米証券取引委員会による召喚状を受けるとの話やアムステルダム空港でのテロの噂を受けて、115.10まで下落となった。 ただし、この位置では、米銀筋からの買いで下げ渋った。 ユーロドルは、同様に理由から1.2040から1.2133まで上昇し、ポンドドルも、1.7748から1.7854まで上昇となった。 一方クロス円は総じてしっかりで、 ユーロ円は、140.00のオプション・トリガーをつけて、140.08まで上昇も、その後は139.61まで反落し、 ポンド円は、205.39から206.37へ上昇、オージー円も87.26から87.54の高値をつけた。また政策金利が0.25%引き上げられたNZ円は、一時利食いに81.10まで下落も、その後は堅調に81.66まで上昇している。ロンドン市場では、東京市場午後のドル売りの流れを受けて、欧州通貨を中心にドル売りが先行し、NY市場では、予想下回る9月の耐久財受注を受けて、ドル売りが加速したが、本国雇用創出法(HIA)に絡むドル買いが下値をホールドした。 ユーロドルは、1.2114から1.2174まで上昇したが、1.2175のオプション・バリアーの防戦売りや国際決済銀行(BIS)の売りが上値を抑えた。 ポンドドルは、1.7819から1.7904へ上昇し、ドル円は、一時114.85まで下落も、その後は「金融庁が本邦生保に業務停止命令」とのニュースを受けて、115.56まで反発した。 一方クロス円はまちまちの動向で、ユーロ円は、堅調に139.62から140.20まで上昇。 ポンド円は、ユーロポンドの買いもあって、 一時205.30まで下落したが、下値をホールドして、205円後半を回復した。 また、オージー円は、87.20から87.62、NZ円は、81.30から82.62での揉み合いで推移し、カナダ円は、98.90−00から98.40へ値を下げた。

 28日の東京市場は、ドル円では、「スノー財務長官がブッシュ大統領の訪中に先立って人民元をさらに切り上げることを求めた」とのファイナンシャル・タイムズの報道を受けて、マクロ系ファンド筋や本邦輸出企業からの売りで115.52から115.12まで下落も、下値のビッドに阻まれて揉み合いとなった。 ユーロドルは、1.2127から1.2170で堅調推移。 ポンドドルも1.7826から1.7859での米経済指標待ちから動意が薄かった。 一方ユーロ円は139.84から140.20で堅調な推移となり、ポンド円は、205.40から205.90、オージー円は87.12から87.44での推移となっている。海外市場では、ロンドンは、米国に指標待ちから、全体的に小動きの状態になった。NY市場では、第3四半期米GDP速報値が予想より改善したことや、債券利回りの上昇を受けてドルは買い戻された。 ユーロドルは、米企業のレパトリ絡みの売りで1.2171から1.2048まで下落、ポンドドルも1.7849から1.7729まで値を下げた。 ドル円は、115.08から115.70のまで上昇となり、 クロス円は全般的に利食いから軟調推移となり、 ユーロ円は、米投資銀行主導の売りに押されて14016から139.37へ下落。 ポンド円も205.03、オージー円も86.57、NZ円は81.30まで値を落とした。

 31日の東京市場は、月末仲値に向けてドル円は、115.65から115.84まで強含み推移したが、海外勢からの利食いや「日銀展望レポート」で、GDP、CPI見通しが上方修正されたことを受けて115.55まで下落した。 ユーロドルは、1.2043から1.2072でレンジ推移だが、 下値では中央銀行のビッドが噂されている。 ポンドドルも、 1.7732から1.7782で推移。 ユーロ円は、139.65から軟調に139.37へ下落、 ポンド円は、205.23から205.73で揉み合いとなり、 オージー円も、86.60から86.85での推移。 NZ円は、81.20から81.44でやはり軟調気味となっている。FOMCまで動きづらいとの指摘が多い。  ロンドン市場では、全般的に小動きとなったが、NY市場では、堅調な9月のコアPCE価格指数や予想を上回る10月のシカゴ購買部協会景気指数を受けて、ドルが全面高となった。 ユーロドルは、HIAの売りから1.2090から1.1968へ下落したが、下値では中国筋のビッドが支え、ポンドドルも1.7824から1.7674まで値を下げた。 またドル円は、115.54から116.47へ上昇したが、116.50のオプションの防戦に上値を阻まれた。 ただし、引け値は非常に堅調なレベルとなっている。 一方クロス円は、揉み合い気味ながら堅調な形。 ユーロ円は、一時ユーロドルの下落に、 139.87から139.34へ値を下げたが、この位置は再びホールドされた。 ポンド円は、堅調で、206.63と直近高値を更新し、オージー円は、87.18、Z円は、81.66まで上昇した。 

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