過去の市場概況

2004年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2005年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2006年 01月

 最新

 1日の東京市場では、昨日のFOMC前後の乱高下相場からは、一転して静かな動向。 ドル円は117.42から117.06まで反落したが、117円台をホールドしている。 ユーロドルは、1.2135から1.2161で堅調な動向。 ユーロ円はユーロ債の償還ら利払いで、142.59から142.26まで弱含みも、再度の142円ミドル手前へ反発している。 またポンド円は208.22から208.73で堅調推移、オージー円は、債券の利払い売りが出たが、88.61から88.95での推移となっている。ロンドン市場では、ファンド勢らのドル買い戻しが欧州通貨中心に目立ち、ドルが全般的に上昇する展開になった。 NY市場では、予想を下回るISM製造業景気指数を受けて、ドル売りとなるも債券金利の上昇から、ドル買いが継続した。 ユーロドルは、1.2153から1.2046まで下落、 ポンドドルも1.7814から1.7727へ値を下げ、 ドル円は117.31から118.18まで上昇した。 一方クロス円は全般的に堅調な展開が継続して、ユーロ円は一時142.75まで上昇したが、その後債券の利払いに絡む売りで、142.03まで値を下げた。 またポンド円は堅調で209.90の高値をつけたが、オージー円は、揉み合い気味な展開から88.56−89.00での推移。 NZ円は81.02の高値、カナダ円は103.68の高値をつけた。

 2日の東京市場は、 118.20のオプション・トリガーの防戦売りで、ドル円は一旦117.88まで弱含んだが、米系ファンド筋からの仕掛け的な買いから、トリガーをつけて118.64まで上昇した。ユーロドルは、1.2081から1.2032まで弱含み、ポンドドルも1.7761から1.7714へ下落した。 一方クロス円は円キャリートレード再開の思惑が広がりつつあり、堅調な推移。 ユーロ円は142.31から142.89へ上昇、ポンド円は209.27から210.22、NZ円は80.67から81.14、カナダ円は103.19から103.69、スイス円は91.90近辺へ上昇した。ロンドン市場では、総じてモデル系ファンドからのキャリー・トレードの円売りからクロス円の買いが強まった。NY市場では、米昨年第4四半期非農業部門労働生産性と単位労働コストが将来的なインフレ懸念を強める内容であったことから債券相場が下落し、金利の上昇を受けて円売りが継続したが、 米国の「テロ警戒レベルが引き上げられる」との噂やユーロ圏の金利先高感から、対欧州通貨ではドル売りとなった。 ユーロドルは、 1.2043から1.2108へ上昇、ポンドドルも1.7717から1.7815へ上昇した。 ドル円は118.19から118.66の高値をつけた。一方クロス円は全般的に強い上昇となり、 ユーロ円は142.71から143.40、ポンド円は211.13、オージー円は89.40まで上昇した。

 3日の東京市場は、米1月の雇用統計の発表を控えて、動意が薄いが、ポジションの調整気味の展開となった。 ドル円は118.62から118.33まで弱含みとなり、 ユーロドルも1.2113から1.2068まで軟調推移。 ポンドドルは1.7768から1.7806での推移となった。 一方クロス円も全般的に昨晩の高値からは調整的で、ユーロ円は143.40から143.04へ下落、 ポンド円も211.08から210.42へ値を下げた。 またオセアニアは比較的堅調で、 オージー円は89.00−35、NZD円は、81.48−83での推移となっている。 ロンドン市場では、米雇用統計の待ちで、全体的に取引手控えムードだが、雇用統計に対する期待からかややドル買い気味に推移した。NY市場では、注目の非農業部門雇用者数の数字が予想を下回り、+19.3万人と発表されたことから、ドルが瞬間的に売られたが、前月分が上方修正されたことや、失業率が4.7%に低下したことから、債券利回りが上昇。 一転してドルの買い戻しとなった。 ただし、その後発表された冴えないミシガン大消費者信頼感指数やISM非製造業景気指数を受けて、ドル売りとなりドルは小高い水準で週末の取引を終了した。 ユーロドルは、1.2100から1.1968まで下落後、中東筋の買いに支えられ1.20台を回復して引け、ポンドドルは来週の英中銀の金融政策を前に利下げリスクから1.7795から1.7594まで下落、 ドル円は118.37から119.40まで上昇したが、ファンド筋の利食いから118.95で引けた。 一方クロス円は全般的に、直近の買われ過ぎからは軟化気味の展開。 ユーロ円は143.28から142.73へ下落、ポンド円も209.36まで値を下げた。 またオージー円は、比較的小じっかりで88.97から89.35での推移、NZ円も81.60から81.94での推移となった。

 6日の東京市場は、本邦輸出企業からのドル売りや海外勢からの利食い売りで118.96から118.49まで弱含みで推移した。ユーロドルは、1.2047まで上昇も、戻り売りやユーロ円の売りに押されて1.1993へ値を下げ、ポンドドルも1.7640から1.7558へ下落した。 またクロス円は本日は利食いに押される展開から、ユーロ円は143.08から142.35へ下落、ポンド円も209.62から208.22、オージー円は89.09から88.45まで値を下げた。ロンドン市場では、東京引け際に欧州勢から強まったユーロ売りの流れが続き、ドルの買い戻しとなった。 NY市場では、特に材料の薄い中、ドルが堅調な推移となった。 ユーロドルは、ドイツの軟調な12月製造業受注やトリシェECB総裁のユーロ圏の構造改革の遅れを指摘する発言を受けて、1.2006から1.1946まで値を下げ、ポンドドルも1.7580から1.7435へ下落した。 ドル円は、米国債の入札絡みの買いや東芝が米ウェスチングハウスを54億ドルで買収するとの話しから、118.57から119.12まで上昇した。 一方クロス円は、総じて軟調な展開を継続して、ユーロ円は本邦からの売りで142.18まで下落、ポンド円も207.54、オージー円も88.18まで値を下げた。

 7日の東京市場は、海外市場からの堅調地合いを受けてドル円は、118.97から119.18まで上昇したが、 上値は本邦輸出企業の売りや米債の利払いの円転売りから、欧州時間になって118.31まで急落した。 ユーロドルは、1.1955から1.1994で比較的堅調推移となり、 ポンドドルも1.7465から1.7497で推移した。 一方クロス円はドル円の下落に軟調を継続して、ユーロ円は142.59から141.82へ下落、ポンド円も208.16から207.03、オージー円も88.36から87.95へ値を下げた。 ロンドン市場では、日本が3月にも量的緩和を実施するとの噂が継続して、円の買戻しが継続した。NY市場でも、米著名コンサルタントが「日銀は量的金融緩和政策の解除を3月、4月の会合で行う可能性がある」と指摘したことから、円の強気が継続した。 ユーロドルは、ドイツ12月の鉱工業生産が予想外に悪い結果となったことから、ロシアがパリクラブの返済を前倒しするとの報道で、1.2016まで上昇した相場が、ユーロ円の売りも伴って、1.1942まで一時下落した。 またポンドドルは、引き続き英国の利下げの思惑が燻り、 1.7516から1.7405まで下落。 ドル円は、ロンドンで118.48から117.61の安値をつけるも、 その後は118円前後で揉み合いとなった。 一方クロス円は総じて急落気味の展開。 ユーロ円は、中銀筋の大量のヘッジ売り観測を受けて、 142.04から141.05へ急落。 ポンド円も205.44、オージー円も87.15まで値を下げた。 

 8日の東京市場は、昨日の量的金融緩和解除観測を受けた円堅調地合いを継続して、ドル円は117.50のストップ・ロスへの売り仕掛けで、117.54まで下落したが、本邦輸入企業からの押し目買いで、118.13まで反発した。ユーロドルは、1.1995から1.1963へ軟調な推移となり、ポンドドルも1.7472から1.7436へ軟化した。 またクロス円は安値保合となり、ユーロ円は140.96から141.43で揉み合い気味。 ポンド円も205.20から206.14、 オージー円は、豪州準備銀行の金利据え置きから、86.80から87.43での神経質な展開となった。ロンドン市場では、ドル円、クロス円のショートカバーの動向が中心となった。 NY市場では、グリーンスパン前FRB議長が米国経済に対して楽観的な見方を示し、一段の金利上昇の必要性を指摘したとの話しからドル買いが進んだ。 ユーロドルはロシアルーブル切り上げの噂に絡んだユーロのヘッジ売りで、1.1980から一時1.1923へ下落、 ポンドドルも1.7445から1.7378まで値を下げた。 ドル円は、117.82から118.25、118.50のストップ・ロスをつけて、118.83まで上昇した。 一方クロス円は総じて堅調となり、 ユーロ円は141.03から141.80、ポンド円は206.71の高値をつけ、オージー円も87.90まで上昇した。

 9日の東京市場は、米上院で神経ガスの可能性調査のため避難措置との報道を受けて、一時ドルが売られる局面もあってが、危険物はなかったとの報道から逆にドルの買い戻しとなったが、特別大きな動向とはなっていない。 ドル円は、日銀金融政策決定会合において現状維持が決定したことや福井日銀総裁の「量的金融緩和解除後、ゼロ金利でなくても緩和的環境を維持する」との発言を受けて、118.29から118.70まで円売り気味に推移した。 ユーロドルは、1.1956から1.1995での推移。 ポンドドルも1.7409から1.7457で揉み合い気味な展開となった。 一方クロス円は総じてドル円の上昇に堅調で、 ユーロ円は141.68から142.32へ上昇、 ポンド円も206.14から207.15、オージー円も87.47から87.97へ上昇した。ロンドン市場では、クロス円中心に利食いが優勢となり、ドル円は値を下げたが、118.38で下げ止まりを見せた。ポンドドルは、イギリスの1月住宅価格が昨年5月以来の低下、英貿易収支が悪化したことや、英中銀金融政策委員会の金利発表に関する思惑から、軟調な展開となり、特にポンド円は206.91から206.06まで大きく値を下げた。 NY市場では、30年債入札に絡むドル買いやシカゴ連銀総裁のタカ派発言を受けて、ドルが堅調に推移したが、全体的には本日の米貿易収支の発表を控えて揉み合い気味の展開となった。 ユーロドルは、オプションのヘッジ売りで1.1996から1.1947まで値を下げたが、引き続き下値では、アジアファンド、ロシア中銀などの買い意欲から底堅い展開となった。 ポンドドルは、英中銀が政策金利を4.5%で据置きを決めたたが、市場予想通りで、反応は鈍く1.7375から1.7437での推移となっている。一方ドル円は108.92まで上昇し、クロス円も総じて反発地合となった。 ユーロ円は141.68から142.40まで上昇、ポンド円も206.95−05まで反発した。 またオージー円も87.44まで値を下げたが、再度東京の高値圏となる79.98まで値を戻している。

 10日の東京市場は、5−10日の仲値不足からドル円は118.95まで上昇したが、上値での輸出の売りや米国12月の貿易赤字が史上最大になるのではとの憶測から、米系インベストメントバンク、米系ファンドなどからの積極的な売りや12月機械受注を受けて、117.53まで急落となった。ただし、一旦この位置はホールドされている。 ユーロドルは、一時1.2015まで上昇するも、戻り売りに晒され、 1.1965まで値を下げ、 ポンドドルも1.7410から1.7476で、乱高下気味の展開となった。 一方クロス円も当初は円の下落に、堅調もその後は急落となった。 ユーロ円は142.53から140.71まで下落、ポンド円も207.30から205.45、 オージー円は88.08から87.11、NZD円も80.95から80.05まで大きく値を崩した。ロンドン市場では、東京のドル円の急落から海外短期筋からの利食いの買戻しが入ったが、総じて米貿易収支待ちのムードとなった。 NY市場では、米12月の貿易赤字が予想以上に拡大し、2005年度通年で史上最大を記録したことからドル売りが強まった。 ただし、バーナンキ新FRB議長の15日の議会証言がタカ派よりとなる観測や1月米財政収支が予想外に改善するとの見通しからドルは大きく買い戻しとなった。 特にユーロドルは、1.2027まで上昇後、リアルマネーの売りを受けて、買い方のストップ・ロスをつける形から、大きく1.1892まで急落し、 ポンドドルは、ユーロポンドの売りから下落が限られたが、1.7575から1.7427へ値をささげた。 一方ドル円は貿易収支後につけた116.88の安値からは、アジア筋の強い買いや谷垣財務相の「為替は注意してみていきたい」との発言を受けて、118.03まで反発した。 またクロス円は総じてドル円の下落に売り込まれたが、安値圏からは反発気味で引けている。 ユーロ円は141.05から140.01へ下落、ポンド円はロンドンで204.82に安値をつけた後は205−6円内で乱高下となり、 オージー円は、NYで86.62の安値をつけて、87.00−05へ反発。 NZ円も79.69へ反発語、80.09−19へ反発し、カナダ円も101.64から102.30−40、スイス円は89.99−09から90.38−48へ反発した。また強い予想の米1月の財政収支は、更に強い+210億ドルと発表されたが、この指標で特にドルが買われる動向とはなっていない。

 13日の東京市場は、米国債償還、利払いに向けた円買い観測や仲値余剰を受けて、朝方から117.84から117.51まで下落したが、 押し目買いに118.04まで反発した。 ユーロドルは動意が薄く1.1886から1.1920で小動きとなり、ユーロ円は、ドル円の下落に一次139.78下落したが、140.40まで反発した。 またポンド円は204.86から205.58、オージー円は86.54から86.94、NZD円は79.68から80.15で推移している。豪中銀金融報告では、「需要とインフレ圧力が予想より強ければ政策対応する必要」、「2006年末のインフレ予想を2.75%に下方修正」と発表された。また、英サンデー・テレグラフ紙は、「米国国防省は外交努力が失敗した場合の最終手段として、イランの核関連施設を空爆する計画を立案」と伝えている。 今後の中東情勢は、要注意となりそうだ。 ロンドン市場では、明日以降に予定される米国経済指標の発表やバーナンキ米FRB議長の議会証言待ちで、動意の薄い展開となった。 NY市場でも、材料難の中ポジション調整に終始する展開となったが、ロンドンで売られた円が買い戻される展開となった。 ユーロドルは、「シリアが米国の経済制裁を避けるために外貨準備をドルからユーロへ移行している」との観測から、小じっかりとなり1.1877から1.1913で推移し、 ポンドドルは1.7366から1.7441の動向となった。 またドル円は米国債の償還利払いの円転ニーズで上値を押さえられ、117.60から118.26での推移となり、 クロス円は、ロンドンでの反発からは、軟調気味。 ユーロ円は140.59の高値から140.01へ下落、ポンド円も一時205.68まで反発したが維持できず、オージー円も87.21から86.72−77まで値を落とした。

 14日の東京市場は、 本邦資本筋、米系証券などから米国債償還、利払いに絡む売り、海外勢から円キャリートレードの解消売りなどから、 ドル円は117.78から117.12まで下落となった。 ユーロドルは、1.1892から1.1924で比較的堅調な推移となり、ポンドドルも1.7410から1.17442での揉み合い気味となった。 一方クロス円はドル円の下落にな軟調な展開となり、 ユーロ円は140.18から139.55まで下落、ポンド円も205.11から204.10まで下落となり、オージー円も86.95から86.35まで値を下げた。 ロンドン市場では、イギリスの1月消費者物価指数やドイツ2月ZEW景気期待指数が予想を下回ったことからドル買いの流れとなった。NY市場でも、2001年10月以来の伸びを記録した米1月の小売売上高を受けて、ドルが強含んだが、バーナンキFRB議長の議会証言を前に、ポジション調整的に、ドルは高値を維持できずに引けた。ユーロドルは、一時1.1859まで値を下げたが、その後は中銀筋などの買いを受けて、1.1922まで反発。 ポンドドルも1.7437から1.7281まで一時下落したが、1.7369まで反発した。 またドル円は、117.17を安値にクロス円の売りから軟調気味も、一時117.73まで反発した。 一方クロス円は全般的に軟調な展開から値を下げたが、安値からは欧州通貨の反発に急速に値を戻した。 ユーロ円は139.38の安値をつけて、139.99へ反発、ポンド円も202.93の安値から204円近辺、オージー円も86.35から87.13、NZ円も78.82から79.50−60へ反発した。

 15日の東京市場は、仲値不足や投信設定を受けて、ドル円は117.32から117.77まで堅調に上昇したが、上値は利食いのオファーに遮られ、本日のバーナンキFRB議長の議会証言を控えて、更に上値を追う状況とはならなかった。 ユーロドルは、1.1908から1.1933での小動きながら、比較的堅調で、ポンドドルも1.7339から1.7371での推移となった。 またクロス円は、ドル円の上昇に堅調となったが、総じて動意に薄くユーロ円は139.75から140.36まで堅調に推移、ポンド円は203.71から204.38、オージー円は87.01から87.28での推移となった。ロンドン市場では、バーナンキ米FRB議長の議会証言待ちで取引手控えムードとなったが、イギリスの雇用統計の改善や英中銀の四半期物価報告から金利引下げの見通しが遠のき、ポンドが堅調な推移となった。 NY市場では、対米証券投資が予想を下回り、ドル売りに拍車がかかったが、バーナンキ米FRB議長が議会証言で「米経済は堅調で、ある程度の金融引き締めが必要となる可能性がある」との認識を示したことから、ドルのショートカバーが強まった。ユーロドルは、1.1955まで上昇も、その後1.1871まで下落となり、ポンドドルも1.7333から1.7489まで上昇後、1.7376へ下落した。ドル円も116.75まで下落したが、その後はクロス円の上昇を伴って118.13まで大きく上昇した。 一方クロス円はドル円の動きに左右される流れとなったが、ユーロ円は139.54へ下落後、140.28まで反発。 ポンド円も205.39の高値をつけ、オージー円は86.81から87.33へ上昇した。 

 16日の東京市場は、仲値不足からドル円は118.05まで上昇したが、米国債償還や利金に絡む円転ニーズから117.70まで反落したが、ただし動意は薄い展開。 ユーロドルは1.1873から1.1896で小動きで、ポンドドルも1.7382から1.7408での推移。 一方クロス円も動意が薄く、ユーロ円は139.85から140.25、ポンド円も204.64から205.27、オージー円は86.94から87.23での推移となった。ロンドン市場では、英国1月の小売売上高が予想以上に低下したことを受けて、ポンド売りから全般的にドル買いが優勢になった。NY市場でも、米1月の住宅着工件数が約33年ぶりの高水準を記録したことから、ドル買いが更なる強まる展開も、好天に恵まれたことやセントルイス連銀総裁の「景気減速が明らかになれば利上げは打ち止める」との発言から、ドルの調整売りとなって引けた。 ユーロドルは、ロンドン市場で、一時1.1849の安値をつけたが、1.1910へ反発。 ポンドドルも1.7309の安値から1.7406へ上昇した。 またドル円は本日発表のGDPを前に、118.27の高値から117.53まで下落となった。 一方クロス円は総じて揉み合い的な展開となった。 ユーロ円は139.85から140.28、ポンド円は204.12から204.94−04、オージー円は86.81から87.18のレンジ推移となった。 またNZD円はロンドン市場から軟調な展開となり、79.48−58から78.69−79まで下落した。

 17日の東京市場は、日本の第4四半期GDPが強い数字となったことから、ドル円は117.70から117.32まで急落したが、この位置では本邦輸入企業、投信設定に伴う本邦機関投資家からの買いが下値を支え、118.28まで大きく反発となった。 ただし、この位置では利食いに押され、117.85−90まで反落した。 ユーロドルは朝方ドル円の上昇に1.1915まで値を上げるも、追従に薄く、1.1878まで値を下げた。 ポンドドルは1.7345から1.7395での推移となった。 一方クロス円は、ドル円の動きに振り回される展開となったが、ユーロ円は堅調に139.75から140.58まで上昇し、ポンド円は204.07から205.26へ値を上げた。 またオージー円は、マクファーレン・オーストラリア準備銀行総裁の「豪中銀、次の金利変更は利下げよりも利上げになる可能性が高い」との議会での証言から、一時87.45まで値を上げたが、維持できていない。 またNZ円は、一時78.49まで値を下げている。ロンドン市場では、特に材料のない中、NZDドルの投機的な売りが入り、全般的にドル売りとなった。 NY市場では、1月生産者物価指数がインフレを和らげる内容だったことや低調なミシガン大学消費者信頼感指数速報でドルが売られ、週末のポジション調整から連高下気味の展開となったが、結局ガルガナス・ギリシャ中銀総裁の「市場は来月の利上げを織り込んでおり、その見方は妥当だ」との発言を受けて、ドル売り気味で週末の市場を引けた。 ユーロドルは、一時1.1858まで下落したが、その後1.1945まで上昇した。ポンドドルも1.7333から1.7425へ上昇、ドル円はロンドンから投信設定の買いでストップ・ロスをつけて118.87まで急伸したが、 118.05までじり安となった。 一方クロス円は総じて堅調で、ユーロ円は139.99から141.33まで上昇、ポンド円も206.30、オージー円も87.48の高値をつけた。またロンドンでNZDドルが0.6650のオプションをヒットして下落したNZD円は78.42の安値をつけて、78.90で引けている。 

 20日の東京市場は、ドル円は5−10日の買いから118.37まで上昇も、モデル系ファンドによるユーロドルの買いが見られ、こんも影響から117.93まで下落した。ただし、同時にユーロ円などの買いもあって、その後は118.20近辺へ反発した。 一方ユーロドルは、1.1924から1.1975まで上昇、ポンドドルも1.7413から1.7456で堅調な推移となった。 またユーロ円は140.99から141.51まで上昇、ポンド円も205.65から206.23、オージー円は87.22から堅調に87.66まで上昇した。 日経平均株価が275円ほど下落したことを除くと特に大きなニュースはなく、NY市場が休場であることから、テクニカルな動向が中心となっている。海外市場では、週明けでNY市場がプレジデント・デーで休場になことから、動意が薄い展開となった。ただし、全体的には先週金曜日の終盤のドル売りからは、ドルが反発気味に展開となっている。 ユーロドルは1.1955から1.1931へ軟化、ポンドドルも1.7457から1.7407へ値を下げた。 ドル円は118.10から118.30で小動きとなり、ユーロ円は141.03から141.30で軟調気味な推移となったが、ポンド円は205.80から206.40近辺へ上昇、オージー円は87.45から87.70へ上昇した。 トリシェ欧州中銀総裁とウェーバー独連銀総裁がユーロ圏の利上げにタカ派的な発言をしたが、特に大きな影響は出ていない。 

 21日の東京市場は、仲値不足や本邦資本筋、公的資金筋からの買いでドル円は118.25から118.65まで上昇した。 ユーロドルは、1.1942から1.1907へ軟調気味な展開となり、ポンドドルも1.7451から1.7422に弱含んだ。 一方クロス円は、ドル円の上昇に堅調気味で、ユーロ円は141.12から141.41まで上昇、ポンド円も206.14から206.73へ上昇した。 ただし、オセアニア系クロスは、オージー円が87.67から87.38、NZD円は、79.32から78.83へ昨日の反発を失って軟調気味な展開となった。ロンドン市場では、東京市場からの円売りの流れが継続したが、NZDドルは、モデル系ファンドの売りから0.6610近辺へ下落となり、NZD円も78.47まで下落した。NY市場では、堅調な米景気先行指数を受けて、ドルが堅調に推移したが、中立的なFOMC議事録の内容から、利食いに押さえた。 ユーロドルは、1.1890まで下落したが、1.1930へ上昇、ポンドドルも1.7475から1.7415まで下落した。 一方ドル円は、118.57から119.00のオプション・ポイントにワンタッチしたが、その後は118.65まで引けにかけて売られ、地政学リスクを受けたドルスイスは、1.3058まで下落した。 ユーロ円は141.23から141.6まで上昇、ポンド円は買収絡みの買いから207.76まで一時上昇し、オージー円も87.90の高値をつけた。 ただし、NZD円はロンドンからの軟調な展開を継続して、安値78.43まで下落となったが、この位置はホールドした。  

 22日の東京市場は、FOMC議事録後の調整からドル円は118.69から118.89まで反発したが、本邦輸出企業や機関投資家からの売りが上値を抑え、118.39まで下落した。ユーロドルは、1.1906から1.1930で小動きとなり、ポンドドルも1.7439から1.7465での推移となった。 一方クロス円も全般的に昨日の堅調な動向からは調整的となり、ユーロ円は141.63から141.16へ下落、ポンド円も207.44から206.70まで値を下げ、オージー円も87.81から87.49まで値を下げた。 また本邦個人向け起債がNZドル債から豪ドル債へシフトするとの観測下落が広まり、NZD円は、78.67から78.20へ値を下げた。ロンドン市場では、大口の円売りの玉が出たことやこの処再度の投機にさらされているNZDドルが0.6565まで下落したこと、また英MPC議事録で政策金利の据え置きが8対1で決定したことを受けたポンド買いが続かなかったことから、ドル買いが優勢となった。NY市場では、米1月のコア消費者物価指数の伸びがインフレ抑制を示した事から、一転してドル売りとなり、ユーロドルは1.1913から1.1860まで下落したが、その後1.1921まで反発し、ポンドドルは1.7455から1.7376まで下落後、1.7444まで上昇した。 ドル円もロンドンで118.90まで買われたが、118.30まで下落したが、下値のビッドに支えられた。 一方クロス円は、総じて軟調な展開を継続して、ユーロ円は141.48から140.67へ下落、ポンド円も206.04、オージー円も87.06まで下落した。 またNZD円は、87.85−95近辺で脆弱ながら下げ止まっている。

 23日の東京市場は、1月の貿易収支が2001年1月以来の赤字になったにも関わらず、福井日銀総裁の「1月以降のCPI、比較的はっきりしたプラスになると見込まれる」との発言から、早期の金融緩和解除の懸念から、海外勢の売りで、ドル円は118.55から117.35まで急落となった。 一方ユーロドルは小動きで、1.1893から1.1919での推移。ポンドドルも1.7418から1.7458での揉み合いとなった。 またクロス円は、マクロ系ファンド筋などから円キャリーの手仕舞いの動きが強まり、ユーロ円も141.20から139.82へ急落、ポンド円は206.69から204.77、オージー円は87.31から86.46へ下落した。 NZD円は、特に77.48と直近の安値圏に迫っている。ロンドン市場では、東京市場の流れを引き継いだ円買いが続き、ドイツの2月IFO業況指数の上昇が更なるドル売りをフォローした。NY市場では、予想外に減少した米新規失業保険申請件数を受けてドルの買い戻しとなったが、ドル円では「日銀が量的金融緩和の3月解除も視野」との読売新聞電子版の記事を受けて、ドル円では軟調な展開が継続した。再度下落となった。 ユーロドルは、一時1.1970まで上昇したが、上値を拡大できず1.1906まで下落。 ポンドドルは1.7556まで一時上昇したが、やはり1.7479まで下落となった。 一方ドル円は116.76の安値をつけて、その後の反発が117.40に限定された。 またユーロ円は一時139.28の安値、ポンド円は204.69、オージー円は86.37まで下落した。

 24日の東京市場は、ドル円は本邦輸出企業からの売りで、117.16から116.42まで下落となった。 ただし、この位置ではショート・カバーが入り下げ止まりとなった。 ユーロドルは1.1913から1.1934で小動きとなり、ポンドドルも、1.7515から1.7535での推移。 またユーロ円は139.62から138.84まで下落し、ポンド円は205.16から204.10、オージー円も86.54から86.00まで下落した。ロンドン市場では、引き続き円が相場の中心的な役割となったが、一旦円ショートの利食いが優勢となった。 NY市場では、サウジアラビアでのテロ発生や2000年7月以来の大幅減少となった米1月の耐久財受注を受けて、ドル売りとなったが、週末での動意は薄くドル売りは続かず、特に対欧州通貨ではドルが堅調なレベルで引けた。 ユーロドルは、1.1915から1.1863へ下落、ポンドドルもロンドンでの高値1.7530からは1.7428まで下落した。一方ドル円は、東京安値圏を割れず、一時ロンドンで117.11へ反発したが、その後116.60を下値に揉み合いとなった。 またクロス円は欧州通貨が軟調に推移したことで、東京での安値を更新する動きが一部で見え、ユーロ円は、ロンドンの戻り高値の139.32から138.65の安値をつけ、ポンド円も203.65の安値まで下落した。 またウェストミンスター系クロス円では、東京でつけた安値圏を守ったが、安値保合気味。 オージー円は86.25から86.61、NZ円は77.15から77.62で推移した。 ただし、カナダ円だけは101.05−10から101.89まで反発地合となった。

 27日の東京市場は、先週末のドル円も急落からは、月末の投信設定の思惑などから、ドル円は小じっかりとなり117.16まで上昇したが、政府・財務省筋が日銀の量的緩和解除を容認するとの思惑が広がり、海外勢主導の売りからストップ・ロスを連続的につけて115.68まで急落となった。 ただし、欧州勢参入後はショート・カバー気味に116.29まで反発した。一方ユーロドルは、1.1850割れのストップ・ロスをつける動向から1.1826まで下落したが、ドル円の急落から反発地合となった。ポンドドルは1.7386から1.7449での推移となり、ドルスイスは1.32を越えて1.3234まで上昇した。 またクロス円はドル円の急落から軒並み大きく下落となり、ユーロ円は138.94から137.25、ポンド円は204.20から201.80、オージー円は86.50ロンドン市場では、週初で材料難の中、小動きながら円の下値が堅い状況が継続した。 NY市場でも全般的に火曜日の経済指標待ちから、ポジション調整的な動向が主流となった。 ユーロドルは、欧州勢のショートカバーから1.1838から1.1868での狭いレンジで推移、ポンドドルも1.7377から1.7420での推移で、ドル円は115.88から116.31まで反発した。 一方クロス円は全般的に安値も保合が継続して、ユーロ円は、137.41から137.90、ポンド円は201.65−75から202.42−52、オージー円は85.55−60から85.86−91で推移した。 ただし、カナダ第4四半期経常収支が過去最大の黒字に達したことを好感して、カナダ円は101.95まで反発した。 

 28日の東京市場は、月末要因からドル円は116.07から116.49まで上昇したが、上値な戻り売りや輸出や機関投資家のオファーに抑えられて、揉み合い的な相場展開となった。 ユーロドルは、1.1845から1.1868で小動きながらしっかりとした展開から、ポンドドルは1.7377から1.7407での推移。 一方クロス円もドルのが反発気味なことから、本日は比較的堅調で、ユーロ円は137.51から138.17へ上昇、ポンド円も201.94から202.74まで反発した。またオージー円は85.56から85.96、NZD円は76.52から76.95で推移した。 ロンドン市場では、米シカゴ購買部協会景気指数が悪い数値となるとの噂から対ドルでの欧州通貨の買い戻しが優勢な展開となった。NY市場では、米第4四半期GDPが予想の+1.5%を上回る+1.6%となったが、米2月の消費者信頼感指数、2月シカゴ購買部協会景気指数、中古住宅販売などの経済指標が軒並み冴えない内容であったことからドルが全面安となった。ユーロドルは、1.1847から1.1941まで上昇し、ポンドドルも1.7381から1.7568まで上昇した。 またドル円は116.43から115.71へ下落した。 一方クロス円は欧州通貨の上昇堅調に上値をつけたが、更に拡大する動向とはなっていない。 ユーロ円は137.80から一時138.40まで上昇したが、引けでは138円前後に軟化した。 またポンド円は203.43、オージー円は86.20の高値をつけたが、高値圏を維持できていない。 


戻る