2009年07月01日更新
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2009年07月01日(水) 中国6月PMIが予想を上回ったことで、リスク回避の後退ムードから、円売り、ドル売りが進む
 1日の東京市場は、6月日銀短観の大企業製造業が予想を下回ったが、特に反応はなく、中国6月PMIが予想を上回ったことで、リスク回避の後退ムードから、円売りが進んだが。 ドル円は96.17から97.00まで一時上昇した。またユーロドルは、ユーロ円の買いに支えられて、1.4000から1.4088まで値を上げたが、ポンドドルは、昨日のからの軟調地合いを引き続き、1.6491から1.6384まで下落した。 一方クロス円では、ユーロ円が135.04から136.45、スイス円が88.61から89.52まで強く値を上げ、ポンド円は158.13から159.62での推移。オージー円は77.53から78.24、NZD円は62.04から062.67、カナダ円は82.72から83.57での推移となった。海外市場では、米6月ADP全国雇用者数が予想を下回り、一時リスク回避の動きが強まったが、その後は米6月ISM製造業景況指数や米5月中古住宅販売保留が、予想より強く、NYダウが寄り付きから、130ドル近い上昇を示現したことで、クロス円の買いが強まったが、その後一部メディアが「中国がG8で新通貨について議論を要求」と報道したことを受け、ロンドンからのドル売りが再度優勢となった。 ユーロドルは、1.4202まで値を上げ、ポンドドルは、1.6546まで上昇、ドル円は96.27まで一時値を下げたが、堅調なダウを受けて、その後は96円ミドル・アッパーでの動きとなった。 一方クロス円は、ダウの上昇や欧州通貨の買いに堅調推移となったが、高値圏からは値を消した。 ユーロ円が一時136.90、ポンド円が159.99、オージー円が78.40、スイス円が90.00まで一時値を上げ、カナダ円が、ドルカナダが、材料のない中、ストップ・ロスを誘発して1.1438まで下落したことで、84.45の高値まで値を急速に上げた。 ただし、NZD円は、7月のNZ国債の大量償還を控え、62.74の高値から61.75まで下落した。
経済指標&要人発言
2009年07月02日(木) 米6月雇用統計が予想を下回り、ドル買い、円買いが進む
2日の東京市場は、何亜非中国外務次官が、「G8サミットでの国際準備通貨議論を中国が要請するという話は聞いていない」と発言したことで、ドルの買いも戻しが進んだ。ただし、重要なイベントを控えて動意は薄い展開となったが、ドル円は下値での輸入勢の買いに支えられて96.38から96.80まで一時値を上げた。 ユーロドルは、フィッチによるロシアの金融機関のローンに対する警告を受けて、1.4155から1.4080まで下落、ポンドドルも1.6502から1.6335へ値を下げ、ドルス言うsは、1.0741から1.0827まで値を上げた。 一方クロス円もポジション調整から上値の重い展開となった。ユーロ円が136.74から136.17へ下落、ポンド円が159.35から157.86、NZD円が61.97から61.37、カナダ円が84.25から83.85へ値を下げ、オージー円は、豪州5月貿易赤字が増加したことを受けて、78.23から77.46まで軟調となった。海外市場では、ECB理事会では政策変更はなく、特別の材料とならなかったが、6月米雇用統計で、非農業部門雇用者数の予想を上回る悪化となったことで、NYダウが大幅に下落、米独立記念日を控えたポジション調整も含めて、リスク回避の動きからドルや円が全面高となった。 ユーロドルは、発表後1.4066−71に反発も、その後は1.3988まで値を下げたが、1.40割れは、オプション絡みのビッドに支えられた。またポンドドルは、1.6324まで下落、ドル円は95.70の安値をつけた。一方クロス円は軒並み大きく調整を深め、ユーロ円が134.15、ポンド円が156.87、オージー円が76.07、NZD円が60.20、カナダ円が82.42、スイス円が88.32まで下落した。
経済指標&要人発言
2009年07月03日(金) 米国市場が独立記念日の振替で休日で、散発的に持ち高調
3日の東京市場は、昨日のNY市場の動向を引き続きリスク回避の動きが続いたが、東京株式市場下落幅が限定されたことやアジア株が堅調推移となったことで、昨晩の反動的な動きが主流となった。ユーロドルは、下値のストップ・ロスをつける動きから、1.3927まで大きく下落したが、その後はじりじりと買い戻しが進み、1.4028まで反発、ドル円は、95.70の安値から96.13まで値を上げ、ポンドドルも1.6326から1.6430へ上昇した。 一方クロス円も下落を一時強めたが、ユーロ円が133.58から134.83、ポンド円が156.48から157.85、オージー円は個人投資家の買いに支えられて75.82から76.95、NZD円が60.05から60.96、カナダ円が82.30から83.04、スイス円が87.94から88.73まで値を上げた。海外市場では、米国市場が独立記念日の振替休日で、散発的に持ち高調整を除くと閑散な商いとなった。ドル円は96円を挟んで、95.82−96.09のレンジ、ユーロドルは、1.4015−20レベルを上値に1.3980−85までじり安気味、ポンドドルは、1.6299−04レベルまで売り込まれた後1.6360−65レベルを上値に1.63前半での推移を継続した。 またクロス円も同様で、ユーロ円が134.00−10ゾーンから134.55−60、ポンド円が156.36まで売り込まれた後は、157.08に反発を限定して156円後半の推移、オージー円は76.20−25から76.66−71での推移となった。
経済指標&要人発言
2009年07月06日(月) 週末の米雇用統計を受けた先行きの不透明感から、リスク回避の動き
6日の東京市場は、東京株式市場が軟調に推移したことやユーロ建て債券の償還に絡む円買い、週末の米雇用統計を受けた先行きの不透明感から、リスク回避の動きが先行した。 ドル円は96.25から95.10まで下落、ユーロ円は134.05から132.44まで大きく値を崩し、ユーロドルは、1.3999から1.3914まで下落、ポンドドルも1.6314から1.6134へ値を下げ、ポンド円が156.47から153.47、オージー円が76.35から75.08、NZD円が60.37から59.41、カナダ円が82.62から81.56、スイス円が88.27から87.13まで下落した。海外市場では、米6月ISM非製造業指数が、市場予想を上回ったが反応は薄く、NYダウが一時70ドル近い下落を示現して、東京、ロンドン市場からの円買いが続いたが、対欧州通貨ではロンドンで安値をつけた後は、買い戻しが中心となった。 また午後になるとNYダウがプラス圏に反発するとショート・カバー中心に、円の売り戻しが進んだ。ユーロドルは、1.3882の安値から1.3990へ反発、ポンドドルも1.6096から1.6292、ドル円は94.66の安値から95.37まで値を回復した。 一方クロス円では、ユーロ円が131.73から133.40、ポンド円が153.04から155.30、オージー円が74.78から76.10、カナダ円が81.31から82.31、スイス円が86.76から87.97へ反発したが、特にNZD円は59.36から60.80と東京時間の高値を上回った。 
経済指標&要人発言
2009年07月07日(火) 仏金融機関の巨額損失報道を材料に一時ユーロ売りも大きな材料とならず、弱いNYダウを受けて円買いが続く
7日の東京市場は、昨日の円買いからは、東京株式市場が下げ渋ったことで、調整的な円売り気味の相場展開となったが、揉合いの域を出ていない。ドル円は一時95.11から96.46まで値を上げたが、その後は95.02まで値を下げ、ユーロ円は132.85から133.46まで上昇後、132.21、ポンド円も154.58から155.37まで上昇後、153.70へ下落、オージー円も豪州中銀が金利を据え置いたが、ほとんど反応はなく、75.56から76.29まで上昇後、75.46まで再度値を下げた。また欧州通貨も軟調で、ユーロドルは、仏ソシエテ・ジェネラルの巨額損失のニュースを蒸し返す形で、中東筋の売りで1.3995から1.3903へ値を下げ、ポンドドルも1.6298から1.6170まで下落した。海外市場では、ロンドンでは、ショート・カバー的にドル売り、円売りが進んだが、NY市場では、一転NYダウが、大きな材料に薄い中寄り付きから下落を強め、161ドル安で引けたことで、ドル買い、円買いが大きく進んだ。ユーロドルは、東京市場終盤に、仏金融機関の巨額損失報道を材料に、売られた後は、1.3903を安値に、独5月製造業受注が予想を大幅に上回ったことを材料に、1.4049まで一過性の上昇となったが、その後は1.3910−15レベルまで値を下げ、上げ分をほとんど消した。ポンドドルも1.6256−61へ反発から1.6118の日中安値へ値を下げ、ドル円は、94.70の安値まで下落した。一方クロス円は、ロンドン市場で、大きく反発とし、日中高値を更新後、NYで日中安値まで値を下げる荒れた展開となった。 ユーロ円が133.93から131.83、ポンド円が154.94から152.74、オージー円が76.59から74.80、NZD円が60.95から59.60、カナダ円が82.56から81.21、スイス円が88.22から86.94まで下落した。
経済指標&要人発言
2009年07月08日(水) 米商品先物取引委員会(CFTC)による商品先物取引の持ち高規制を嫌気したリスク回避の動きやテクニカルな円買いから円急騰。 ドル円は一時94円割れの大口のストップ・ロスをつけて一気に91.80の安値
8日の東京市場は、昨日の海外市場の流れを受け継ぎ、リスク回避の円買いが続いた。 本邦金融機関の増資に絡んだ円買いや米商品先物取引委員会(CFTC)による商品先物取引の持ち高規制を嫌気したポジション解消の株安、仕組み債に絡んだ円買いなどの噂が出ている。ドル円は、94.89から94.08まで下落、ユーロ円は132.10から130.42、ポンド円が153.13から150.95、オージー円は74.92から73.61、NZD円が59.69から58.83、カナダ円が81.36から80.73、スイス円が87.16から86.05まで下落、欧州通貨もこれに連れて値を下げ、ユーロドルは1.3927から1.3860、ポンドドルは1.6140から1.6046まで下落した。の海外市場では、急速に円高が進んだ。大きな材料はなく、ストップ・ロスを狙った投機的な動きから、テクニカルな売りが大きく下落を拡大させ、リスク回避のクロス円の売りが円の上昇を加速させた。ただし、米10年債入札が無難な結果となったことやNYダウが、前日比プラスで引けたことで、更なる下落は食い止められた。ドル円は、91.80まで急落後、92.86へ反発して引け、ユーロドルは、1.3832まで下落、ポンドドルは、1.5983まで値を下げ、ユーロポンドは0.8672まで上昇した。一方クロス円も大きく下落し、ユーロ円が127.00、ポンド円が146.78、オージー円が70.96、NZD円が56.89、カナダ円が78.56、スイス円が83.95まで一時値を下げたが、その後は反発して引けた。
経済指標&要人発言
2009年07月09日(木) 前日の円の急騰からはバーゲン・ハンターの円売りが支える
9日の東京市場は、昨晩の円の急騰からは、本邦輸入企業や利食いの円売り、個人投資家のバーゲン・ハンティングのクロス円の買いで、円は軟調気味な展開となった。 ドル円は、92.38から93.52まで反発後、93円台前半の揉み合いとなり、 ユーロ円が128.10から130.35、ポンド円が148.07から150.98、オージー円が71.60から73.20、NZD円が57.60から58.94、カナダ円が79.21から80.54まで一時値を戻した。 一方欧州通貨は、サイド・ライン気味も、クロス円につれて堅調となった。 ユーロドルは1.3858から1.3963、ポンドドルは、1.6026から1.6170へ値を上げた。のロンドン市場では、英MPCで、政策金利の据え置きが発表されたが、声明文で「1250億ポンド規模の資産買い取り計画を継続」と表明されたことが、予想より金額が下回ったことを受けて、ポンド買いで反応。ドル売り気味の展開となった。 NY市場でも、NYダウが、米週間新規失業保険申請件数の改善やアルコアの好決算を好感して、堅調なレベルを維持したことで、ドル売り、クロス円の買いが継続した。 ユーロドルは、一時1.4074の高値、ポンドドルは、1.6380の高値まで上昇した。ドル円は、ロンドンの寄り付き高値93.60から92.52まで下落後、93.10まで反発した。 一方クロス円では、ロンドンでの一旦の高値つきから調整後、欧州通貨の強い上昇に、この高値を一部更新する動きとなり、ユーロ円は130.65から129.10−15レベルへ調整後、130.88の日中高値をつけ、ポンド円は149.89から152.38まで上昇、スイス円は86.24から85.34へ下落後86.52の日中高値へ上昇したが、オージー円は78.38、NZD円は59.15、カナダ円は80.70のロンドンの高値を超える動きとはならなかった。  
経済指標&要人発言
2009年07月10日(金) 外貨建て投信の設定金額が予想を大幅に下回り、円買いが続く。ドル円では一時91.77の安値
10日の東京市場は、本日設定の外貨建て投信の設定金額が予想を大幅に下回ったことで円の買い戻しとなった。ドル円は93.19から92.48、ユーロ円は130.60から128.73、ポンド円は152.16から150.44、オージー円が73.08から71.98、NZD円が58.91から57.95、カナダ円が80.19から79.48まで下落した。また欧州通貨もクロス円の売りと利食いに値を下げ、ユーロドルが1.4030から1.3906、ポンドドルも、1.6438から1.6256まで下落した。ロンドン市場では、東京午後からの円買いが、更に強まる動き。NY市場寄り後、米5月貿易収支が、予想より赤字が縮小したことで、一時ショート・カバー気味に反発する局面もあったが、その後7月ミシガン大学消費者信頼感指数が、予想より弱い内容となり、NYダウがマイナス90ドルへ下落。 一時円は日中の高値を更新した。 ドル円は、91.97の安値後、92.60まで反発したが、ロンドン・フィキシング後に91.77と安値を更新。 ただし、92円割れでは買戻し意欲が強く跳ね返された。後は週末の揉み合いに終始し、結局92.55レベルで終了した。 その他クロス円では、ユーロ円が127.84、ポンド円が148.36、オージー円が71.18、NZD円が57.38、カナダ円が78.77、スイス円が84.42の安値まで一時値を下げた。 一方欧州通貨では、ユーロドルは、1.3878の安値から欧州終盤にかけて、ユーロポンドの買いもフォローとなり、1.39後半へ反発したが、ポンドドルは、1.6156の安値をつけて反発が1.62台に限定され、ユーロポンドは0.8627の高値まで上昇した。 
経済指標&要人発言
2009年07月13日(月) 一時ドル円は91.73の安値まで下落も、米GSの大幅増益期待からダウが反発。 円の売り戻しが進む
 13日の東京市場は、明日発表される米ゴールドマン・サックスの第2・四半期決算が大幅増益との報道を受けて、円の売り戻しが進んだが、東京市場が軟調に推移したことで再度円買いが進んだ。 ドル円は92.36から92.95まで上昇後、92.04まで下落、ユーロ円は129.89から128.05まで下落し、ポンド円が150.63から147.99、オージー円が72.67から71.00、NZD円は5月NZ小売売上高が予想を上回ったことで、58.45へ上昇後57.13に下落、カナダ円が80.05から78.82、スイス円が85.68から84.61まで値を下げた。 一方欧州通貨では、揉み合い気味な推移、ユーロドルは1.3898から1.3979、ポンドドルはロイズ銀行の損失の話で、1.6219から1.6054まで下落した。ロンドン市場では、株価に連れて円買いが進む展開となったが、本邦大手機関投資家からの下値での円売りニーズが支えた。 NY市場では、ゴールドマン・サックスの4−6月期決算に期待がかかり、金融セクターがけん引する形から、NYダウが大幅上昇となったことで、円売りが進んだ。ドル円はロンドンの安値91.73から93.04の高値まで上昇、ユーロ円が128.00から130.22、ポンド円が147.20から151.01、スイス円が84.60から85.96、オージー円が70.73から72.86、NZD円が56.96から58.91、カナダ円が78.80から80.80まで一時値を上げた。一方欧州通貨では、ポンドが堅調に、1.6030−35から1.6239に値を上げる中、ユーロドルは、1.3993の高値から1.3915−20へ下落後、1.4003まで一時値を上げた。
経済指標&要人発言
2009年07月14日(火) 米5月PPIや小売売上高が予想を上回り、ドル売り、円売りも揉み合いの範囲
 14日の東京市場は、昨日のNYの上昇を受けて、東京株式市場が堅調に推移したことで、円売り気味の展開となった。ドル円は92.81から93.85で堅調に推移し、ユーロドルも1.3960から1.4015でZEWを控えて堅調推移から、ポンドドルが1.6230から1.6303での動向となった。 一方クロス円も堅調に値を上げ、ユーロ円が129.68から130.68、ポンド円が150.79から151.98、オージー円が72.50から73.46、NZD円が58.66から59.15、カナダ円が80.55から81.19、スイス円が85.65から86.19での推移となった。ロンドン市場では、材料難の中、揉み合い気味の相場展開となった。またNY市場でも、午前中はGSの第2四半期決算が予想を上回り、米5月生産者物価指数や5月小売売上高が予想を上回ったが、NYダウが揉み合い気味で、あまり大きな動向とならなかったが、午後になって、米10年債の長期金利が上昇を強め、インテルの予想を上回る決算も好感され、ドル買い、円売りが強まった。 ユーロドルは、一時1.3911の安値まで下落、ポンドドルが、1.6225まで値を下げた。またドル円は、93.37の高値から92.72まで下落後、午後に入って、93.50−75ゾーンのストップ・ロスをヒットして、93.78まで上昇した。 一方クロス円も、総じてロンドンの高値からNY序盤に調整後、再度値を回復した。 ユーロ円が130.74−79から129.35の日中安値まで下落後、130.95の高値、ポンド円は152.41から150.86まで下落後153.02.スイス円が86.19から85.27へ下落後86.23、NZD円が59.43から58.73へ下落後59.95へ値を戻し、米週間原油在庫の縮小を受けて、原油価格が上昇したことで、オージー円が74.42、カナダ円が82.79まで強い上昇となった。
経済指標&要人発言
2009年07月15日(水) 堅調な米経済指標にNYダウが250ドル近い上昇、リスク回避弱まる
15日の東京市場は、昨日の円の軟調な動きからは、揉み合い気味の推移となったが、米国債利回りの上昇を受けた仕組み債絡みのヘッジの円売りが出ている模様で、円は軟調気味な推移が継続した。ドル円は93.41から93.66へ上昇後、アジア系ファンドの売りで、93.25まで一時下落したが、ユーロドルは、ストップ・ロスをつける動きから、1.3963から1.4071まで強い上昇となり、ポンドドルも1.6307から1.6408まで値を上げた。一方クロス円では、ユーロ円が130.49から131.40、ポンド円が152.38から153.33、オージー円が74.08から74.49、NZD円が59.66から60.04、カナダ円が82.29から82.74、スイス円が85.80から86.55まで上昇した。ロンドン市場では、材料がない中、ドル売り、円売り気味の展開が続いた。 NY市場でも、7月NY連銀製造業景況指数や6月消費者物価指数が予想を上回り、NYダウが堅調に上昇を示現、終値ベースで250ドル近い上昇を実現して、リスク選好のドル売り、円売りが継続した。ユーロドルは、東京市場からの上昇を継続して、1.4135の高値まで上昇、ポンドドルも1.6467近辺の高値まで値を上げ、ドル円は94.46の高値まで上昇した。 一方クロス円も軒並み強い上昇を実現しており、ユーロ円が133.40、ポンド円が155.18、オージー円が76.00、NZD円が61.46、カナダ円が84.96、スイス円が88.04の高値まで上昇した。 
経済指標&要人発言
2009年07月16日(木) 一時米ノンバンク大手CITグループが破産法申請との報道から、リスク回避の動き強まるも限定的
16日の東京市場は、昨日のNYの流れを引き続き、日経平均が大幅高となるなか、中国の4−6月GDPが予想よりも強い結果となるとの見通しが強まり、円売りが進んだが、実際には、予想こと上回ったが、期待よりは小幅な上昇に止まったことで、利食いに押された。また、米ノンバンク大手CITグループが破産法申請との報道から、リスク回避の円買いが再度強まった。ドル円は、94.08から94.45まで上昇後、93.72まで下落、ユーロ円は、133.05から131.82−87レベル、ポンド円が155.08から153.40、オージー円が75.85から74.63、NZD円は、NZの長期格付け見通しがネガティブに変更されるとの発表を受けて、61.32から59.88まで急速に値を下げ、カナダ円が84.77から83.70、スイス円が87.82から86.93まで下落した。 一方ユーロドルもリスク回避で、1.4115から1.4054−58、ポンドドルは、1.6442から1.6356−61レベルまで下落した。ロンドン市場では、JPモルガン・チェースの良好な決算発表を受けて、リスク選好的な動きが強まったが、NY市場では、フィラデルフィア連銀製造業指数が弱い結果となり、一時円買い、ドル買いが強まる展開も、その後IBMやグーグルの良好な決算を受けて、NYダウがじり高となると、リスク選好的な動きから相場は持ち直し気味で引けた。 ドル円は93.25まで下落後、93.95−00レベルまで反発。 ユーロドルは、1.4166の高値から1.4098の安値での推移となり、ポンドドルは、ロンドンで、1.6481に上ヒゲを出した後は、1.63前半から1.64前半での推移。 一方クロス円は、週間新規失業保険申請件数の改善を受けて、上ヒゲを出す動き後は、値を崩すも再度反発的な動向で終了した。ユーロ円が133.21へ上昇後、131.60まで下落、ポンド円は、154.29へ上昇後、153.05、オージー円は75.89の上ヒゲから74.70まで下落後、75.81まで反発した。
経済指標&要人発言
2009年07月17日(金) バンカメやシティの好決算、強い米6月住宅着工件数や建設許可件数を受けて、米長期金利が上昇。円全面安での週末の引け。
17日の東京市場は、米CITの破産法適用申請の可能性が高まっていることやインドネシア首都のジャカルタで、2つの高級ホテルで爆発とのニュースを受けて、リスク回避的な円買いが見られたが、週末を控え材料難から、更に大きな動きとなっていない。 ユーロドルは、1.4151から1.4078で軟調推移、ポンドドルも1.6449から1.6304まで下落、ドル円は93.92から93.48まで一時値を下げた。一方クロス円も揉み合い気味ながら軟調気味推移。ユーロ円は、輸出企業の売りで、132.88から131.73まで下落、ポンド円が、154.36から152.51、オージー円が75.69から74.66、NZD円が60.86から60.07、カナダ円が84.04から83.48、スイス円が87.56から86.71まで一時値を下げた。海外市場では、バンカメやシティの好決算、強い米6月住宅着工件数や建設許可件数などを受けて、米長期金利が上昇。NYダウもどうにか堅調な動きとなり、円が全面的に売り込まれて週末の取引を終了したが、取引全般は週末を控えて、積極的なものとはならなかった。 ユーロドルは、ロンドン市場で、安値1.4062まで売り込まれた後は、1.4130前後まで反発、1.41前後で終了した。またドル円は、94.38の高値まで上昇後も94円台を維持して終了した。 一方クロス円は、ロンドン市場で、利食いに押された後は、買戻しが優勢となった。 ユーロ円が131.73の日中安値に迫る下落から、133.48へ上昇、ポンド円は152.34の日中安値から154.58、スイス円は86.66の日中安値から87.79の高値まで値を上げ、オージー円が74.64から75.79、NZD円が60.21から60.94、カナダ円は83.70から84.61まで一時値を上げた。
経済指標&要人発言
2009年07月20日(月) 米CITグループの破綻懸念が後退したことで、リスク選好の円売り
 20日の東京市場は、東京勢不在の中、米CITグループの資金繰りに目途が立ったとのニュースを受けて、破綻懸念が後退したことで、円は軟調気味な推移となり、ドル円は94.19から94.80まで堅調推移、ユーロドルも1.4097から1.4229まで上昇、ポンドドルは1.6321から1.6517へ値を上げた。またユーロ円が133.09から134.51、ポンド円が153.74から156.38、オージー円が75.56から76.77、NZD円が60.68から61.74、カナダ円が84.41から85.55へ上昇した。ロンドン時間は、堅調な欧州株などを受けて、リスク選好的な欧州通貨買い、クロス円の買いが強まった。ただし、NY市場では、米6月景気先行指数が予想を上回り、NYダウが堅調な推移を続けたが、利食いが先行する形となり、米国債の利回りの低下を受けて、円の買戻しが優勢となった。 ユーロドルは、一時1.4250まで上昇したが、オプションがらみの売りに抑えられて、1.4195−00を下値に1.42前半での揉み合い推移、ポンドドルは、1.6550の高値から1.6453−58レベルへ調整後、1.6558の高値をつけ、ドル円は、アジア時間の高値94.80以後は、94.38−67ゾーンでの揉み合い気味から、94.14の安値まで下落した。 一方クロス円では、ユーロ円が134.76の高値から、133.77−82レベルへ調整、ポンド円が156.44から155.33まで値を下げ、オージー円が77.03まで一時上ヒゲを描き、NZD円が62.02から61.62で支えて、再度高値に再トライとなったが、この上値を超えていない。 
経済指標&要人発言
2009年07月21日(火) NYダウが今年の戻り高値を更新も、バーナンキFRB議長が「現在の積極的な金融緩和策が長期間継続する」との見通しを示したことを受けて、米長期金利が低下。 円の買戻しが進む。
21日の東京市場は、全体的に動意の薄い中、WSJのバーナンキFRB議長の発言となる「経済状況から見て、低金利のスタンスが長期間必要になる可能性大」を受けて、ドル売り気味の推移となった。 ドル円は米系ファンド筋、本邦輸出企業からの売りで、94.27から93.75まで下落、ユーロドルは、1.4237から1.4182まで利食いに抑えられ、ポンドドルは、1.6426から1.6553での推移となった。一方クロス円も、利食いに押される展開から、下落したが、日経平均株価が堅調な終了となったことで、下落も限定された。ユーロ円が134.05から133.14まで下落、ポンド円も155.99から154.29、NZD円が62.02から61.20、カナダ円が85.19から84.55、スイス円も88.28から87.61まで値を下げ、豪ドル円は、豪準備銀行議事録で「追加利下げの余地」が示されたことで、77.06から77.09まで軟調に推移した。 ロンドン市場では、リスク選好の円売り、ドル売りが進んだが、 NY市場では、コカコーラ、メルク、キャタピラーなどの4−6月期決算が、市場コンセンサスを上回ったことを受けて、NYダウ平均が、直近の戻り高値を更新し、クロス円の買いが強まったが、その後米ノンバンク大手CITが「現在の資金は、8月の債務返済に不十分で、債務交渉の結果次第では破産法適用の申請の可能性がある」との見方を示したことで、ダウがマイナス圏に転落。バーナンキFRB議長が、下院金融委員会での証言で、「現在の積極的な金融緩和策が長期間継続する」との見通しを示したことを受けて、米長期金利が低下したことも重石となり、円の買戻しが大きく進んだ。 ユーロドルは、一時1.4278の高値まで上昇後、1.4161−66レベルへ下落、ドル円は、94.37の高値から93.27まで値を下げ、ユーロ円は134.52から132.40まで下落した。その他のクロス円も同様で、ポンド円が156.44の高値から153.08、オージー円が77.18から75.72、NZD円が62.26から60.98、カナダ円が85.98から84.20、スイス円が88.61から87.34まで一時値を崩した。また、カナダ中銀が、政策金利を現行の0.25%に据え置くことを発表したが、カナダドル高に対してけん制をしたことで、ドルカナダは、1.0963の安値から1.1115まで値を戻した。
経済指標&要人発言
2009年07月22日(水) 米国債利回り低下や一部米銀の不良債権増加を嫌気
22日の東京市場は、揉み合い気味の展開の中、米国債利回り低下を受けて円が堅調気味の推移となった。 ドル円は93.82から93.40で軟調。ユーロ円は、133.40から132.50まで値を下げ、ユーロドルは、1.4226から1.4173へ値を下げ、ポンドドルは1.6391から1.6465での推移。その他ポンド円が154.35から152.59、オージー円が76.75から76.05、NZD円が61.64から61.17、カナダ円は84.98から84.34、スイス円が87.90から87.34で推移した。ロンドン市場では、リスク選好の動きとなったが、NY市場では、予想より強い米5月住宅価格指数も、モルガン・スタンレーの悪い決算やウェルズ・ファーゴの不良債権増加を嫌気して、NYダウが揉み合い気味からは、ロンドン市場の反動的な動きが散見された。ただし、全般的には大きな動意とはなっていない。ユーロドルは、1.4155から1.4258まで上昇、ドル円も93.09から93.88まで値を上げたが、93円ミドルでの揉み合いとなった。 クロス円もNY寄り付きの安値圏からは、日中高値を付ける動きが出たが、ダウの下落につれて高値から値を消した。ユーロ円は、132.10から133.60まで上昇、ポンド円は東京夕方に出た英テレグラフが指摘した「英銀の資本増強の必要性」のニュースで、152.35の安値をつけた後は、154.59まで反発し、オージー円が75.58から76.99、NZD円が60.86から62.07、カナダ円が84.06から85.53、スイス円が87.12から88.09まで一時値を上げた。 
経済指標&要人発言
2009年07月23日(木) 週末の大口外貨建て投信設定の思惑で、円売りが進む。 著名投資家ジム・ロジャーズ氏は「今後5年間は円は買わない」と発言。
23日の東京市場は、明日設定の大口外貨建て投信への思惑、著名投資家ジム・ロジャーズ氏が「今後5年間は円は買わない」と発言したことで、円売りが進んだ。ドル円は93.53から94.43まで上昇、ユーロ円が132.84から134.53まで値を上げ、ユーロドルも1.4199から1.4267まで堅調推移となった。 その他ポンド円が153.81から155.91、オージー円が76.22から77.40、NZD円が61.50から62.37、カナダ円が84.95から85.95まで上昇した。ロンドン市場では、英6月小売売上高が、市場予想を大幅に上回ったことで、リスク選好的な動きとなった。 NY市場では、堅調な米経済指標を受けて、ダウが一時200ドルを超える上昇を実現したことや長期金利の上昇を受けて、円売りが大きく進んだ。 ただし、その後はマイクロソフトの4−6月期決算で、売上高が市場予想を下回ったことなどが嫌気され、利食いのドル買い、円買いが強まった。 ユーロドルは、WTI原油先物相場の大幅上昇もあり、1.4292の高値をつけたが、1.4300のオプション・バリヤーに阻まれ、その後は1.4118まで急落気味。 ドル円は95.30の高値後、95円割れに下落も下げは限定されているが、ユーロ円が135.63の高値から、134.25−30へ値を下げ、ポンド円が157.89から156.36下落した。 その他スイス円が89.08、オージー円が78.02、NZD円が62.81の高値をつけ、カナダ円は、カナダ中銀が景況感の下げ止まりを示したことで、87.79の高値まで一時上昇した。
経済指標&要人発言
2009年07月24日(金) 独英の景況感格差から、ユーロポンド売り。その他は週末のポジション調整が主流
24日の東京市場は、昨日に軟調な円に利食いが優勢となり、本日設定の外貨建て投信の設定額が、募集に満ちなかったことなども嫌気されたが、日経平均株価が堅調推移となったこともあり、円の上値は限定された。ユーロドルは、堅調な独7月製造業PMI・速報値を受けて、1.4135から1.4210まで値を上げ、ドル円は95.17から94.59まで下落後反発的となった。またポンドドルは1.6471から1.6543での推移。 一方クロス円も利食い優勢から反発気味で、ユーロ円は、134.82から133.85まで下落、ポンド円が157.17から155.96、オージー円が77.51から76.90、NZD円は62.38から61.88まで一時値を下げた。ロンドン市場では、独7月ifo景況感指数が、市場予想より強い結果となり、英国の4−6月期GDPが、−0.8%と市場予想の−0.3%を大きく下回る内容となったことで、英国と欧州の景況感格差から、ユーロ買い、ポンド売りが優勢にった。NY市場では、ガイトナー米財務長官とバーナンキ米FRB議長の下院金融委員会での証言や強い7月米ミシガン大消費者態度指数・確報値にも反応は薄く、週末のポジション調整が主流となり、レンジを大きく変える動きとはならなかった。ユーロドルは、ロンドン時間の高値1.4255から1.4185−90レベルに一時値を下げたが、その後は1.42前後での推移。ポンドドルは、1.6391から1.6457−62レベルに反発し、ユーロポンドは、0.8574まで値を上げた。またドル円は、ロンドンで94.97まで反発後は、94.67−87ゾーンでの動意の薄い状況が続いた。 一方クロス円は、NYダウがマイナス60ドルまで下落したことで、利食いが優勢となったが、結局23ドル高で引けたことで、更なる大きな動きとはならなかった。ユーロ円は、135.18の高値から134.37−42レベルへ値を下げ、ポンド円が155.38の安値から156.11に反発後、このレンジでの推移、オージー円は77.03に下ヒゲを描いた後は、77.60まで値を戻した。 その他NZD円が61.97から62.45、スイス円が88.26から88.75でのレンジで推移、カナダ円は、ロンドンの高値87.87からじりじりと値を下げ、87.23まで下落し安値圏で引けた。 
経済指標&要人発言
2009年07月27日(月) 米6月新築住宅販売件数が、市場予想を大幅に上回るが動意は限定的
27日の東京市場は、材料難から動意が薄い中、東京株式市場が堅調に推移したことでリスク選好的な動き。ユーロドルは、1.4172から1.4268で堅調推移、ポンドドルも1.6382から1.6526での推移となり、ドル円は94.67から95.06まで値を上げた。 一方クロス円は、朝方は利食いに押されたが、その後はドル円や欧州通貨の上昇に値を上げている。ユーロ円は134.26から135.48、ポンド円は155.15から156.88、オージー円が77.17から78.10、NZD円が61.87から62.49、カナダ円が87.05から87.81、スイス円が88.21から88.90まで値を上げた。ロンドン市場では、特別の材料に薄い中、リスク選好的な動きが続いたが、NY市場では、米6月新築住宅販売件数が、市場予想を大幅に上回り、指標発表直後もに、円売りが強まった後は、ダウ平均に売りが先行。一時60ドル近い下落となり、利食いが優勢となった。ただし、引けにかけてはダウがプラス圏に持ち直したことから、更なる大きな動きとなっていない。ユーロドルは、1.4299の高値をつけたが、1.4300のオプションの防戦に阻まれ、1.4203−08レベルまで下落、ドル円は、95.39まで値を上げたが、オプション絡みの調整売りに更に値を拡大できていない。一方クロス円では、ユーロ円が136.10レベルまで上昇後、135.18−23へ調整、ポンド円は157.45へ上昇後156.75、オージー円も78.60の高値から77.96まで調整した。その他NZD円が62.90の高値、カナダ円が88.38、スイス円が89.33の高値を一時つけた。 
経済指標&要人発言
2009年07月28日(火) 週末の大口投信の設定を睨んで円軟調スタートも、7月消費者信頼感が市場予想を下回り利食い先行
28日の東京市場は、材料難の中揉み合い気味推移となったが、ドイツ銀行第2・四半期の好決算を受けて、ドル売りが進んだ。ユーロドルは、1.4219から1.4305まで一時上昇、ポンドドルも1.6455から1.6559まで値を上げ、ドル円は94.93から95.27での揉み合い推移となった。一方クロス円は欧州通貨の上昇に堅調推移で、ユーロ円が135.02から135.98、ポンド円が156.24から157.41、NZD円が62.04から63.04、カナダ円が87.65から88.44まで値を上げ、スティーブンス豪準備銀行総裁がタカ派的発言を行ったことで、オージー円は77.86から79.27まで値を上げた。海外の取引は、米5月S&P/ケースシラー住宅価格指数が、市場予想を上回ったが、7月消費者信頼感が市場予想を下回り、NYダウに利食いが強まる動きから、一時100ドル近い下落となり、リスク回避的なドル買い、円買いが強まった。ユーロドルは、一時1.4130まで下落、ポンドドルも1.6391の安値をつけ、ドル円は94.04まで値を下げた。 一方クロス円も直近の堅調な相場からは軒並み利食いが優勢で、ユーロ円が132.91、ポンド円が154.16、オージー円が77.35、NZD円が61.68、カナダ円が86.25、スイス円が87.18まで一時値を下げたが、引けにかけてNYダウが買戻し優勢となったことで、更に大きな動きとはならなかった。  
経済指標&要人発言
2009年07月29日(水) 上海株の大幅下落、米国債の入札不調、原油の下落を受けてドル買戻し気味
29日の東京市場は、「中国の2大国有商業銀行が新規融資の年間目標に上限を設定する」、「欧州連合が中国からの鋼管輸入規制を強化する」との報道や中国人民銀行による利上げ観測を受けて、上海総合株価指数が、5%も大幅下落となったことを受けて、リスク回避の円買い、ドル買いが強まった。 ユーロドルは、1.4195から1.4109、ポンドドルは1.6471から1.6352、ドル円は94.68から94.01まで下落した。またクロス円では、本邦機関投資家の債券絡みの円転が出たようで、ユーロ円が134.35から132.80、ポンド円が155.82から153.85、オージー円が78.37から76.81、NZD円が61.29から61.44、スイス円が88.19から87.22まで下落した。海外市場では、米5年債の入札が不調となったことで米10年物国債利回りが上昇、原油在庫が大幅積み増しにより原油相場が下落したことなど受けて、ドルの買戻しが強まった。強弱の判断の難しい米耐久財受注や米地区連銀経済報告(ベージュブック)には、特に目立った反応は見られなかった。ユーロドルが1.4007まで大きく下落し、ポンドドルも1.6347の安値をつけ、ドル円は95.37まで一時値を上げた。一方クロス円は、NYダウがマイナス圏で軟調気味な推移となったことで、ロンドンの戻り高値や日中高値から利食いが優勢となった。 ユーロ円が134.40から133円前後まで下落、ポンド円が156.30から155.31、オージー円が77.97から77.30、NZD円が62.54から62円、カナダ円が87.69から86.92、スイス円が88.15から87.07まで一時値を下げた。 
経済指標&要人発言
2009年07月30日(木) NYダウが堅調推移も、一転米7年債の入札が好調から米金利の下落を受けて円に利食い優勢。 原油高を受けてユーロは買戻し。
30日の東京市場は、揉み合い気味なら堅調な上海総合株価指数の動向を受けて、ドル売り気味、円が軟調気味に推移した。ユーロドルは、1.4008から1.4096、ポンドドルは、1.6340から1.6489、ドル円は94.84から95.31での推移となった。 一方クロス円も同様に、ユーロ円が133.23から133.98、ポンド円が155.24から156.63、オージー円は、豪州6月住宅建設許可件数が予想を上回ったことで、77.37から78.16まで堅調推移。NZD円は61.49から62.41での推移となった。 海外市場では、NYダウが寄り付きから堅調を示し、リスク回避の円売りが進んだが、米7年債の入札が思ったより好調だったことを受けて、米長期金利が急落。ドル円、クロス円では利食いが優勢となった。ユーロドルは、1.40台後半への反発から、原油価格の下落を受けて一時再度1.4011−16レベルへ下落したが、ユーロ円の買いに支えられて1.40台後半へ上昇と揉み合い気味となり、ドル円は95.89の高値をつけた後は、95.40−45で支えられた。 一方クロス円では、ユーロ円が134.90、ポンド円が158.09、オージー円が79.27、NZD円が62.63、カナダ円が88.60、スイス円が88.10まで一時値を上げた。
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2009年07月31日(金) 米4−6月GDPは市場予想を上回るも、個人消費などが予想を下回り、月末のフローを絡めてドル売り
31日の東京市場は、WSJ紙の「米国債入札不調で、海外投資家が米債購入に消極的になる懸念が浮上」との報道を受けて、ドル売りが進む展開となったが、日経平均株価や中国株の堅調を受けて、クロス円は比較的堅調な推移となった。ユーロドルは、1.4064から1.4146、ポンドドルは1.6486から1.6576に一時値を上げ、ドル円は95.62から95.21まで下落後、95.68まで買い戻された。 一方クロス円では、ユーロ円が134.32から134.98、ポンド円が157.31から158.44、オージー円が78.71から79.22、NZD円が62.22から62.78まで一時値を上げた。海外市場では、米4−6月期GDPが、市場予想を上回り、瞬間的にドル買いとなったが、個人消費など他の経済指標が軒並み市場予想を下回ったことや、前期が下方修正されたことで、その後はリスク回避やポジション調整の動きが主導となった。 また、ロンドン・フィキシングでの月末に絡んだドル売り需要や国際通貨基金(IMF)が年次報告書で「金融危機での逃避買いでドルはやや過大評価されている」と述べたこともフォローとなり、ドル売りが強まった。 ユーロドルは、一時1.4280、ポンドドルは1.6732まで値を上げ、ドル円は95.88の高値から94.50まで下落した。 一方クロス円は、GDP発表後、日中高値を目指したが、その後はドル円の下落に急落気味となったが、比較的堅調な株価や欧州通貨の買いに下げ止まりを見せた。 ユーロ円が、135.60の高値から134.30へ下落後、135円台を回復。ポンド円は158.57から156.97まで下落後158円台前半へ値を戻した。その他オージー円が79.47から78.58、NZD円は62.94から62.22、カナダ円は88.90から87.41、スイス円は88.79から一時87.61まで下落した。  
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