2011年07月01日更新
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Histrical Rate Range
Date コメント
2011年06月01日(水)
 1日の東京市場は、月初で動意の薄い中、米下院が連邦債務上限無条件引き上げ法案を否決したことで、米景況感の悪化懸念から、ドルが軟調な推移となったが、午後になってドイツのフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙が、「IMFは、6月末にギリシャに対する5回目の融資を実行しないこと検討する可能性がある」と報じたことで、急速にユーロ売りが拡大した。 ユーロドルは、1.4387から1.4443まで上昇後1.4389まで下落、ドル円は81.57から81.17まで値を下げた後、81.41まで反発した。 一方クロス円は揉み合い気味の推移となった。 ユーロ円が117.03から117.57、ポンド円が133.65から134.19、NZD円が66.67から67.28、カナダ円が83.38から84.23、スイス円が95.18から95.58での推移となった。 またオージー円は、豪1−3月期GDPが予想を下回ったが、一定の折込みがあったようで、86.77から87.40まで上昇した。海外市場では、ロンドン市場などで、ドル売り、円売りが強まるも、NY市場で、経済指標が軒並み予想を下回ったことで、NYダウが大きく調整を深めたことで、リスク回避の動きが強まった。米経済指標としては、米5月ADP全国雇用者数は、プラス3.8万人となり、市場予想のプラス17.5万人より、大幅に弱い結果となり、更に続く米5月ISM製造業景況指数も、53.5で市場予想の57.1より悪化し、ドル売りが一時強まった。 ユーロドルは、1.4385から1.4459まで一時上昇したが、格付け機関ムーディーズが、ギリシャ格付けを「B1」から「Caa1」へ引き下げたことをきっかけに、1.4321まで大きく値を下げた。 ドル円は、80.66まで一時下落したが、その後はドル買い相場に、80.99まで値を上げた。 また、リスク・オンの状況からドルスイスが0.8383、ユーロスイスが1.2057まで下落した。 一方クロス円は、NYダウが280ドル安で引けたことで、高値圏から大きく値を崩した。ユーロ円が115.88、ポンド円が132.07、オージー円が85.79、NZD円が65.88、カナダ円が82.82まで値を下げたが、スイス円は95.97から96.35での揉み合いの範囲で終了した。 
経済指標&要人発言
2011年06月02日(木)
2日の東京市場は、内閣不信任案を受けて政局混迷懸念が台頭。一時円売りが強まったが、結果的に否決されたことで、円が再度買い戻された。ドル円は81.33まで上昇後、80.81へ下落、ユーロドルは、ギリシャに対する金融支援の可能性が高まっていることで、1.4307から1.4390まで堅調に推移した。 一方クロス円も上下に激しい動きとなり、ユーロ円が115.76から116.74まで上昇、ポンド円が132.86から131.80まで値を下げ、オージー円は、豪州4月小売売上高が予想を上回り85.71から86.61まで上昇後値を消し、NZD円が66.40から65.67へ下落、カナダ円も83.22から82.46、スイス円が96.37から95.69まで下落した。海外市場は、ユーロ圏高官が、「ギリシャに対する3カ年の調整計画で原則合意」と発言したことや米国の米格付けをめぐる懸念を受けて、ドルが軟調な推移となった。 ユーロドルは、1.4515まで上昇したが、その後欧州委員会が、ギリシャの救済計画合意報道を否定したことで、上げ渋った。 ドル円は、米週間新規失業保険申請件数が予想を下回ったことで、80.55まで一時下落したが、その後は買い戻しから、81.03まで一時反発した。 一方クロス円は、NYダウが軟調気味に推移したことで、まちまちの展開となった。 ユーロ円が117.33まで上昇、ポンド円は132.77から131.82まで下落、オージー円は86.66まで上昇し、NZD円が65.60から66.15、カナダ円が82.37から83.03、スイス円は96.17から95.66まで下落した。 
経済指標&要人発言
2011年06月03日(金)
3日の東京市場は、米5月雇用統計の発表を控えて、ポジション調整的な円買い、ドル買いが進んだ。 ドル円は、端午節連休中に、中国人民銀行が利上げ実施との観測や5月米非農業部門雇用者数が、サプライチェーンの寸断によって、大幅に減少するとの見通しが高まり81.01から80.62までじりじり下落、ユーロドルは、日本時間19時に公表されるEU・ECB・IMFのトロイカ体制によるギリシャ救済に関する協議報告において、新財政緊縮計画が発表されるとの思惑で1.4518まで上昇後、1.4520の国債機関のオファーに阻まれ、1.4460まで下落した。 一方クロス円も、リスク回避的な利食いが優勢となった。 ユーロ円が117.39から116.67へ下落、ポンド円が132.59から131.77、オージー円が86.58から85.95、NZD円が66.25から65.58、カナダ円が83.07から82.41、スイス円が96.13から95.55まで下落した。海外市場は、予想を下回る米雇用統計を受けて、一時ドル売りが進んだが、NYダウが下落幅を拡大したことで、リスク回避的な動きが強まった。 ただし、その後発表された米5月ISM非製造業指数が、市場予想を上回ったことで、巻き戻しの展開で終了した。 ユーロドルは1.4533まで上昇後、利食いに押され1.4450まで下落したが、EU・ECB・IMFが、「ギリシャに対する次回融資は、今後数週間のさらなる協議を経て、7月初旬に実施される見込み」と発表したことで、ギリシャ問題への懸念が遠のき1.4643まで上昇後も高値圏を維持して引けた。 その他ポンドドルが1.6439、オージードルが1.0775まで上昇し、ドルスイスは0.8336まで歴史的な安値を更新した。 一方円絡みでは、ドル円は、大口の公的なビッドをこなし80.05の安値まで下落したが、その後米ISMを受けて80.66まで反発したが、リアル・マネー系のファンドの大口の売りに、80.28で引けた。クロス円も安値を更新後は、ダウの下げ止まりもあり反発した。 ユーロ円が115.92から117.59、ポンド円が130.68から131.98、オージー円が84.99から86.50、NZD円が64.74から65.68、カナダ円が81.36から82.39、スイス円が95.54から96.47まで反発した。 
経済指標&要人発言
2011年06月06日(月)
6日の東京市場は、材料難の中、ドル円は、米国5月雇用統計の悪化を受けて、日米金利差縮小の思惑と本邦輸入企業の買いに挟まれ、80.17から80.40での揉み合い推移、ユーロドルは、ギリシャへの追加金融支援への期待感から1.4608から1.4659まで堅調推移となった。 一方クロス円はまちまちの動き。 ユーロ円が117.25から117.70まで一時上昇、ポンド円が131.76から132.30、オージー円が86.10から86.45、NZD円が65.40から65.66で堅調推移も、カナダ円は82.27から81.80値を下げ、スイス円が96.07から96.38での揉み合いとなった。海外市場は、主だった経済指標の発表に薄い中、ドルの買い戻しが優勢となったが、NYダウが軟調推移となったことで、円も堅調な推移を継続した。 ユーロドルは、独政府報道官が「ギリシャに2回目の救済があるかどうかや、その条件については明確でない」、ユンケル・ユーログループ議長が「ユーロはどちらかと言えば過大評価されている」、欧州連合(EU)高官が「ギリシャに対する追加支援は予定よりも決定が遅れるだろう」と発言したことが伝わり、アジア時間の高値1.4669から、じりじりと値を下げ、一時1.4557の日中安値まで下落した。 ドル円は、ロンドンでの安値79.97から80.26まで反発も更なる動きとならなかった。 一方クロス円では、ユーロ円が116.58、ポンド円が130.92、オージー円が85.62、NZD円が65.02、カナダ円が81.56、スイス円が95.55まで値を落とした。 
経済指標&要人発言
2011年06月07日(火)
7日の東京市場は、材料難ながら、ドル売り、円売り気味の展開となった。 ドル円は、80円割れのストップ注文が噂される中、大口の買いオーダーが控えており、80.08か80.33まで堅調推移となった。 ユーロドルは、格付け会社が、ギリシャ国債のロール・オーバーはデフォルト(債務不履行)と見なすとしたが、これを無視する形で、1.4563から1.4648まで一時上昇した。 一方クロス円では、ユーロ円が116.72から117.58まで上昇、ポンド円が130.91から131.76、NZD円が65.16から65.80、カナダ円が81.63から82.23、スイス円が95.84から96.31まで値を上げたが、オージー円は、豪州中銀の理事会で、金利が据え置かれたことや声明で「現在の適度に引き締め的な金融政策が依然適切と判断した」と公表されたことで、失望感で86.26から85.70まで下落した。 海外市場は、 大きな材料に薄い中、アジア時間の中国当局者による、ドル資産に対する懸念発言が尾を引き、バーナンキFRB議長が、「緩和的な金融政策はまだ必要」と発言したことで、ドル売りの流れが継続した。 ユーロドルは、5月5日以来の高値となる1.4697まで上昇、ドルスイスが、リスク・オンの動きから0.8391まで反発、ドル円は79.98まで下落した。 一方クロス円は、ダウが上昇スタートも、値を消したことで、一時下ヒゲを描く動きとなった。 ユーロ円が117.90の日中高値まで上昇後117.46まで下落、ポンド円が132.08から131.49、オージー円は86.13から85.66、カナダ円が82.43から81.97、スイス円が、ユーロスイスの売りに96.33から95.58、NZD円が66.03から65.65まで一時値を下げた。
経済指標&要人発言
2011年06月08日(水)
8日の東京市場は、ドルが軟調な推移、円が堅調推移となった。 ドル円は、ヘッジファンドなどの、オプション・トリガーへの売り仕掛けで、80.28から79.75まで下落後、本邦輸入企業や本邦資本筋の買いで80.20まで反発したが、再度80円割れに下落した。 ユーロドルは、利食いが優勢となり1.4695から1.4643まで下落し、ポンドドルは、米格付け会社ムーディーズが、英国格下げの可能性を指摘したことで、1.6355まで下落した。 一方クロス円は、リスク回避的な買いが売りが優勢。 ユーロ円が117.85まで上昇後、116.90まで下落、ポンド円が131.96から130.62まで値を下げ、オージー円は、WSJにペシミスティクな記事で、86.00から84.79まで下落、NZD円が65.91から65.03、カナダ円が82.38から81.47、スイス円が95.96から95.35まで下落した。海外市場は、ギリシャ問題の再燃から、ドルの買い戻しやクロス円での利食いが優勢となった。 独4月鉱工業生産が市場予想を大きく下回わったこと、「ギリシャの新しい救済案は深刻な障害に直面しており、依然として各国ともに満足な合意には達していない」との一部報道が伝わったことやEU、ECB、IMFによるトロイカ体制からの報告書で、「ギリシャの景気後退は当初の予想よりも深刻で長期化する可能性がある」、「対策を講じなければギリシャの2011年度の赤字は、2010年度と同じく対GDP比で10%超にとどまる」などとの見方が示されたことで、ユーロドルは、1.4265まで下落、ポンドドルは1.6472からも1.6348まで下落、ドル円は79.98まで買い戻されたが、米地区連銀報告書で、弱気が示されたが、材料視されなかった。 一方クロス円は、NYダウの上値が重かったことで、利食いが優勢となった。 ユーロ円が一時116.30、ポンド円が130.50、オージー円が84.45、NZD円が65.02、カナダ円が81.23、スイス円が95.24まで一時下落したが、その後は買い戻しが優勢となった。
経済指標&要人発言
2011年06月09日(木)
9日の東京市場は注目のECB理事会を控えて、比較的荒れた展開となった。ユーロドルは、本日ECB理事会後のトリシェ欧州中銀総裁の記者会見で、7月の追加利上げが示唆されるとの思惑で、1.4574から1.4646まで上昇、ドル円は、本邦資本筋、本邦輸入企業や個人投資家の買いで、79.84から一時80.31まで上昇した。 一方クロス円も堅調推移。ユーロ円が116.49から117.46へ上昇、ポンド円が130.93から131.97、オージー円が84.61から85.42、カナダ円が81.47から82.03、スイス円が95.47から96.03まで上昇、NZD円は、金利は据え置かれたが、NZ準備銀行声明で、「インフレ抑制に向けて、今後2年間で利上げが必要」とコメントされたことで、65.02から66.07まで値を上げた。 海外市場は、ECB理事会後のトリシェECB総裁記者会見で、「インフレ抑制のために強い警戒(strong vigilance)が必要」と再度述べ、更に来月の利上げを示唆したが、ユーロ買いは一過性で終わり、その後強いユーロ売り相場となった。 また米格付け会社ムーディーズが、ポルトガルの銀行格付けを引き下げ方向で見直すと発表したことなども悪影響を与えた。 ユーロドルは、1.4655の高値の直後、利食い売りに1.4478まで下落したが、この位置を支えて、1.45台前半で引けた。 ポンドドルも英MPCにおいて政策の変更は認められず、1.6359まで値を下げ、ドル円は米30年債の入札を受けて79.94から80.43まで反発した。 一方クロス円は、まちまちの動きもNYダウが堅調に推移したことで、底堅い動きが続いた。 ユーロ円は115.93まで下落後、116.68まで反発、 ポンド円が130.99から131.61、スイス円が94.94から95.55まで値を戻し、資源国通貨は堅調を維持して、オージー円が84.49から85.53、NZD円が65.73から66.52、カナダ円が81.55から82.60まで値を上げた。 
経済指標&要人発言
2011年06月10日(金)
10日の東京市場は、昨日来のドルの買い戻しが継続したが、欧州通貨の下落や中国5月貿易収支が、市場予想を下回ったことを受けて、上海株式相場が下げ幅を広げたことなどから、クロス円も値を下げ、週末を控えたリスク回避的なポジション調整が優勢となった。 ドル円は、5-10日要因を受けて、80.47まで上昇後、80.50の大口オーダーに阻まれて79.97まで下落した。 ユーロドルは1.4552まで買い戻しが優勢となったが、その後じりじりと下値を1.4445まで拡大した。 クロス円では、ユーロ円が116.88から115.55、ポンド円が131.68から130.07、オージー円は、豪州の鉱物資源に対する課税の話題を嫌気して85.53から84.70へ値を下げ、NZD円が66.52から65.80、カナダ円が82.63から81.94、スイス円が95.65から94.87まで下落した。 海外市場は、NYダウが12000ドルを割り込む下落となったことで、週末のリスク回避的なドルの買い戻しが優勢となった。 ユーロドルは、ギリシャ問題に関して、金融政策当局者の間で、意見が依然として対立していることで、ギリシャのCDSプレッドが、過去最高水準まで拡大し、1.4322の安値まで下落、ポンドドルも1.6213まで値を下げ、ドル円は、米10年物国債利回りの反発に80.39まで上昇した。 一方クロス円は、NYダウが、150ドル超えの下落となったことで値を下げた。 ユーロ円が114.95、ポンド円が129.78、オージー円が84.49、カナダ円が81.87まで日中安値を更新。 ただし、NZD円は65.89に下値を限定、スイス円は、リスク回避から95.45まで逆に上昇した。
経済指標&要人発言
2011年06月13日(月)
13日の東京市場は、材料難から揉み合い気味の展開も、ドル円は、本邦輸入勢の買いに、80.20から80.70まで一時上昇したが、80.80の大口のオファーに上値を抑えられた。 ユーロドルは、明日のユーロ圏財務相会合を前に、ポジション調整気味となり、早朝に1.4285まで下落後は、1.3469まで反発したが、その後は揉み合った。  一方クロス円も揉み合い気味で、ユーロ円が114.80から115.66、ポンド円が130.26から130.93、オージー円が84.53から85.10、カナダ円が81.91から82.53、スイス円が95.03から95.62での推移となったが、NZD円は、クライストチャーチで発生した強い余震を受けて、66.10から65.32まで下落した。海外市場は、米国経済指標の発表がない中、ドルの売り戻し優勢となった。ユーロドルは、1.4404まで上昇後、S&Pがギリシャ格付けを「CCC」に引き下げたことやLCHクリアネットが、ポルトガルやアイルランド債取引の追加証拠金を引き上げたことで、1.4347まで下落したが、その後はダウの反発やポンドドルの上昇を受けて、1.4430まで反発した。 ドル円は、80.11まで下落後も80.28に反発を限定して、揉み合い推移となった。  一方クロス円もNY株が揉み合い推移となったことで、動意は限定された。 ユーロ円が115.03から115.76へ上昇、ポンド円が130.63から131.46.オージー円が、84.50から85.32まで値を上げたが、カナダ円は82.41から81.85、スイス円が96.13から95.65へ値を下げ、NZD円が一時日中安値を更新する65.08まで下落した。
経済指標&要人発言
2011年06月14日(火)
14日の東京市場は、一連の中国の主要経済指標を受けて、アジアの株式相場が軒並み上昇したことやユーロ圏財務相会合での、ギリシャ支援決定の思惑から、リスク回避姿勢の巻き戻し的な動きとなった。 ユーロドルは、ノワイエ・フランス中銀総裁が「インフレを阻止する決意を示すことが肝要」と発言したこともあり、1.4378から1.4473まで一時上昇、ドル円は、日銀金融政策決定会合で、新規貸出枠を設定したことで、80.09から80.46まで上昇した。 一方クロス円も堅調な上昇となったが、中国人民銀行が預金準備率を引き上げたことで、上げ渋った。 ユーロ円が115.25から116.44まで上昇、ポンド円が131.06から132.28、オージー円が84.77から85.69、NZD円が65.25から65.92、カナダ円が82.01から82.71、スイス円が95.68から96.23まで値を上げた。海外市場は、米5月小売売上高が、市場予想を上回ったことで、NYダウが堅調に値を上げ、リスク志向のドル売り、円売りが強まった。ユーロドルは、1.4498、ポンドドルが1.6442まで一時上昇、ドルスイスは、スイスの経済成長見通しの下方修正やリスク選好から0.8457まで上昇、ドル円は、80.64まで値を上げた。 一方クロス円も堅調に上昇したが、利食いも散見される形。 ユーロ円が116.69、ポンド円が132.33、オージー円が86.26、NZD縁が66.07、カナダ円が83.27まで値を上げたが、スイス円は95.12まで下落した。
経済指標&要人発言
2011年06月15日(水)
 15日の東京市場は、ドルが堅調な推移となった。  ドル円は、仲値不足の観測から80.64まで上昇後80.39まで下落したが、その後再度高値圏に値を戻した。 ユーロドルは、WSJ紙の「ギリシャの追加支援策の合意は、欧州中央銀行とドイツとの間に依然として大きな相違があるためまだ時間がかかる」、FT紙の「ドイツが主張するギリシャ国債の償還延長により、ユーロ圏各国に最大200億ユーロの追加負担が生じる」との報道を受けて、1.4451から1.4354まで下落した。 一方クロス円では、まちまちの展開。 ユーロ円がユーロドルの下落に、116.48から115.55まで下落、ポンド円が131.41から132.02での推移となり、オージー円は、スティーブンス豪州中銀のタカ派発言で、85.76から86.28まで上昇。 その他NZD円が65.50から66.13、カナダ円が82.93から83.38で推移したが、スイス円は、リスク・オンの状況に、95.40から94.77まで下落した。海外市場は、ドルやクロス円での円買い戻しが優勢となった。 市場予想を上回る米消費者物価指数の結果を受けて、インフレ懸念が高まったほか、6月NY連銀製造業景況指数が、市場予想を大幅に下回ったことが嫌気されてNYダウが大幅下落となり、リスク回避志向が強まった。 ユーロドルは、「ギリシャのパパンドレウ首相は挙国一致内閣のために辞任する用意がある」と報道されたこと、ビーニ・スマギECB理事が「ECBは担保の適正やリスクコントロールの枠組みを再検討をすべき」、「ギリシャ債のロールオーバー望む」、ショイブレ独財務相が「ユーロ圏はギリシャについて20日の決定目指す」と述べたことで、1.4156まで下落、ドル円は、81.06まで上昇後、80.60ま値を下げたが、その後は買い戻しが優勢となった。 一方クロス円では、ユーロ円が114.55、ポンド円が130.70、オージー円が86.39から85.28、NZD円が66.13から65.06、カナダ円が83.45から82.25まで下落、スイス円は94.68まで値を下げた。
経済指標&要人発言
2011年06月16日(木)
16日の東京市場はリスク回避志向が強まった。ドル円は、輸入勢の買いやショート・カバーで、81.05まで上昇後、80.48まで下落、ユーロドルは、ウェリンク・オランダ中銀総裁が「ギリシャの追加支援策に民間投資家を関与させた場合、欧州救済資金の規模を1.5兆ユーロへ倍増させる必要がある」と述べたこと、ギリシャの新内閣が不信任された場合の解散・総選挙の可能性を懸念して、1.4204から1.4089まで下落した。  一方クロス円も軟調な株価を受けて、大きく調整。ユーロ円が114.97から113.64、ポンド円が13.33から129.94、オージー円が85.70から84.77、NZD円が65.31から64.56、カナダ円が82.82から81.96、スイス円が95.14から94.47まで下落した。海外市場は、ドルの買いの動きも一服。 米週間新規失業保険申請件数は、強い内容となるも、6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が、マイナス7.7と悪化したことが悪影響を与えたが、NYダウが、プラス90ドルから、マイナス圏に下落も、その後プラス50ドルまで、反発したことで、リスク回避の巻き戻し的な動きとなった。 ユーロドルは、ギリシャ問題の解決に不透明感が残る中、決着が7月にずれ込むとの見通しやIMFがギリシャ支援を再表明したことで、買い戻しが優勢となり、1.4073の安値から1.4222まで値を戻し、ポンドドルも、英5月小売売上高が弱い結果となったことで、1.6080まで下落後、1.6170まで反発、ドル円は80.94から80.58まで下落した。 一方クロス円も買い戻しが優勢。 ユーロ円が113.50から114.55へ上昇、ポンド円が129.76から130.50、オージー円が84.65から85.25での揉合い気味推移、NZD円が64.38から65.01まで一時値を上げ、カナダ円が81.53から82.20でのレンジでの推移。 スイス円が95.23まで上昇後、94.75まで下落した。
経済指標&要人発言
2011年06月17日(金)
17日の東京市場は、クーン・ベルギー中銀総裁が「ギリシャは2013年か2014年までに、財政黒字になる必要がある。そうでなければ全ての支援は底なしの穴にお金をつぎ込むことになるだろう」と述べたことで、一時ユーロ売りが強まった。 ユーロドルは、1.4223から1.4127まで下落後、ロシア中央銀行のウリュカエフ第1副総裁が、「ロシアはギリシャ危機により、ユーロの保有を減らすことはないだろう」伝わり、1.4177まで買い戻しとなったが、再度押し戻された。 ドル円は、動意に薄い展開となったが、中国人民銀行が、人民元の対ドル基準値変動幅拡大を、19日にも発表する模様との報道が、上値を抑え、80.67から80.39まで下落した。  一方クロス円は、軟調な株価や週末のポジション調整もあり、売りに押された。ユーロ円は、114.70から113.77へ下落、ポンド円が130.36から129.53、オージー円が85.30から84.62、NZD円が65.21から64.50、カナダ円が82.16から81.55、スイス円が95.17から94.61まで下落した。  海外市場は、ドルの売り戻しが優勢。 6月米ミシガン大消費者態度指数が、市場予想を下回ったが、米景気先行指数が好結果となったことで、相場は上下に振れる動きとなったが、 ギリシャ政府が、内閣改造を実施したことやドイツとフランスが、追加支援策の早期解決を図ることで一致したこと、IMFが、「EUは、ギリシャ救済に関し許可を与えなければならない」と述べたことなどが、ギリシャ問題の早期解決への期待感となり、ユーロの買い戻しが継続した。 ユーロドルは、1.4340まで上昇後、原油価格の下落やイタリア国債の格下げ検討のニュースで、1.42後半に押し戻されたが、1.43前半を回復して引け、ドルスイスは、リスク回避の巻き戻しで、0.8510まで反発、 ドル円は上値の重い展開が続き、80.01まで下落した。  一方クロス円では、一時110ドル高まで上昇したNYダウが、値を維持できなかったことで、利食いが優勢となったが、ユーロ円は114.80まで一時上昇、オージー円が84.58から85.39、NZD円が64.12から65.08、カナダ円が81.49から82.17での推移となったが、ポンド円が129.37まで下落、スイス円も95.15から94.23まで下落した。
経済指標&要人発言
2011年06月20日(月)
20日の東京市場は、ギリシャ向け追加支援の決定が、7月11日まで先送りされたことで、ユーロ売りが強まった。ユーロドルは、1.4299から1.4191まで下落。 ドル円は80.02から80.25で弱保合を継続した。 一方クロス円は、株価が軟調な推移となったことで、売りが強まった。ユーロ円が114.54から113.58、ポンド円が129.62から128.91、オージー円が85.07から84.11、NZD円が65.05から64.44、カナダ円が81.75から81.28、スイス円は94.15まで下落後、94.82へ反発した。海外市場は、主だった経済指標の発表のない中、NYダウが堅調な上昇を示現し、リスク回避志向の巻き戻し的な動きとなった。 ユーロドルは、ユーロ圏財務相会合において、ギリシャへの追加支援について先送りとなったが、ユンケル・ユーログループ議長が、「ギリシャ首相が金融支援を確実にするため必要な行動は全て実行する」と述べたことを受けて、ギリシャ救済策への懸念が後退。 1.4328まで買い戻され、ポンドドルも1.6235まで上昇した。 またドル円は動意の薄い展開が続くも、80.37から80.10まで下落後、反発的な動きとなった。一方クロス円も日中高値圏を目指す動きとなり、ユーロ円が115.00、ポンド円が130.23、オージー円が85.01、NZD円が65.17、カナダ円が82.09、スイス円が95.42まで上昇した。
経済指標&要人発言
2011年06月21日(火)
21日の東京外国為替市場は、ギリシャ改造内閣の信任投票を控えて、神経質な展開となった。 ドル円は80.35から80.09まで一時下落、ユーロドルは、欧州金融安定ファシリティー(EFS)を拡充する方針が報じられたことで、1.4385まで上昇したが、フィッチが「ギリシャ債務の交換や自発的なロールオーバーはデフォルトとみなす」との見方を再度示したことで、1.4302まで下落後、ショート・カバー気味に反発した。 一方クロス円では、ユーロ円が115.35から114.65へ下落後、再度115円台へ値を戻し、ポンド円が129.78から130.37、NZD円が64.76から65.32、カナダ円が781.70から82.13、スイス円が94.78から95.19での推移となったが、オージー円は、豪準備銀行が発表した6月7日分の金融政策決定会合の議事要旨で、「ある時点での利上げは必要だが、その緊急性はない」との見解を示したことで、85.16から84.45まで下落した。海外市場は、ギリシャの内閣信任投票への期待感から、リスク回避の巻き戻し的な動きとなった。 米5月中古住宅販売件数は、ほぼ市場予想通りの結果となり、反応は限定されたが、NYダウが堅調な上昇を示現したことで、ユーロの買い戻しが強まった。 ユーロドルは、独6月ZEW景気期待指数が、市場予想を下回ったが、1.4315を安値に1.4423まで一時上昇。 ドル円は80.05から80.20での揉み合い推移を継続した。 一方クロス円も買い戻しが優勢。 ユーロ円が115.64、ポンド円が130.41、オージー円が85.12、カナダ円が82.60、スイス円が95.51まで上昇したが、NZD円は64.98まで下落した。
経済指標&要人発言
2011年06月22日(水)
 22日の東京市場は、ギリシャ議会でパパンドレウ新内閣が信任されたが、既にこういった内容が大分織り込まれていたことや追加金融支援の条件である緊縮財政計画の法案の承認は、今後の課題となっており、ユーロに利食い売りが強まった。 ユーロドルは、1.4435の高値示現語、1.4345まで下落したが、その後は買い戻しが優勢となり、再度1.44台まで上昇した。 ドル円は、米FOMCを控えて、動意が薄く80.34から80.16まで値を下げた。 一方クロス円は、総じて堅調推移で、ユーロ円が115.85から115.12まで下落後、反発的となり、ポンド円が129.89から130.53、オージー円が84.82から85.21、NZD円が65.10から65.47、カナダ円が82.40から82.65、スイス円が95.17から95.51での推移となった。 海外市場では、米FOMCを控えてドル売りが優勢となったが、その後は米FOMCの声明文において、「長期にわたり異例の低金利が正当化される可能性が高い」、「6千億ドルの米国債購入計画(QE2)は予定通りに終了」、「米国債の償還金は再投資を継続する」と示されたが、一定の織り込みの内容となるも、バーナンキFRB議長の記者会見が終了すると、ドルの買い戻しとなった。 バーナンキFRB議長の会見でも、取り立てて異なる話はなかったが、 「現在の景気減速が一時的」と再度指摘したこと、更なる金融緩和の話がなかったことなどが材料視された。 ユーロドルは、スイスフランの上昇や原油価格の反発を受けて、1.4354レベルから1.4442まで一時上昇したが、その後1.4341の安値へ値を下げて引けた。 またポンドドルは、英MPC議事録で、利上げの賛成票が、前回の3票から2票に減少。 タカ派のセンタンス氏の後任となったブロードベント氏が据え置きに投票したことが明らかとなり、1.6061まで下落、ドル円は80.01まで下落後、80.39まで反発した。 一方クロス円では、NYダウが値を下げたことで、利食いが優勢となった。 ユーロ円は、115.57から115.10へ下落、ポンド円が128.99まで下落、オージー円が84.71から85.35、NZD円が65.23から65.71、カナダ円が82.13から83.74、スイス円が95.12から96.01まで上昇したが、その後値を消した。
経済指標&要人発言
2011年06月23日(木)
23日の東京市場は、米FOMCやバーナンキFRB議長会見を受けて、追加金融緩和観測が後退したことで、ドルの買い戻しが優勢となった。 ユーロドルは、1.4357からトリシェ欧州中銀総裁の「ユーロ圏債務危機は金融安定に脅威」との発言や低調なドイツ経済指標を受けて、1.4250まで下落。ドル円は80.29から80.65まで値を上げた。一方クロス円では、ユーロ円が、115.42から114.81まで下落、ポンド円が128.28から129.34、オージー円が84.79から85.09、NZD円が65.37から65.78、カナダ円が85.43から82.84、スイス円が95.42から95.92での推移となった。海外市場は、国際エネルギー機関(IEA)が、石油備蓄を放出するとのニュースを受けて、原油相場が急落したことやNY株が下落したことで、ドルの買い戻し進んだが、その後は「ギリシャが、5年の財政緊縮計画においてEU・IMF調査団と合意に達した」とのニュースを受けて、リスク回避の巻き戻し的な動きとなった。 ユーロドルは、1.4126まで下落後1.4264まで反発、ドル円は80.80の高値から80.40まで値を下げた。 一方クロス円でも早期には、株安を受けてユーロ円が113.84、ポンド円が128.50、オージー円が840.57、NZD縁が65.14、カナダ円が81.00まで下落したが、その後買い戻しが優勢で引けた。またスイス円は、リスク回避で96.30まで上昇した。 
経済指標&要人発言
2011年06月24日(金)
24日の東京市場は、材料難の中、揉み合い気味の推移となったが、全般的に週末を控えた、リスク回避的なドルの買い戻し、クロス円の売りが優勢となった。 ユーロドルは1.4279から日本の民間原油備蓄放出表明を受けて、原油価格が弱含みに推移したこと、ミクロス・スロバキア財務相が「デフォルトは、ユーロ圏を再建する可能性」と発言したことで、1.4197まで下落後、強い独6月ifo景況指数を受けて、1.42ミドルまで買い戻された。 ドル円は80.38から80.60まで上昇した。  一方クロス円では、ユーロ円が114.89から114.41へ下落、ポンド円が129.03から128.49、オージー円が84.92から84.65、NZD円が65.62から65.37、カナダ円が82.37から82.08、スイス円が96.24から92.19と狭いレンジでの推移となった。 海外市場では、米1−3月期GDP・確報値は、予想通りだったものの、5月耐久財受注・コア指数が、市場予想を下回り、NYダウが100ドル超えの下落。週末もあり、リスク回避的な動きが強まった。ユーロドルは、ロンドン時間に、独6月ifo景況感指数が好結果となり、ドイツやスペイン政府が、自国の銀行に対して、ギリシャ債に関して自発的なロールオーバーを促す提案を行なったとの報道から、1.4307まで上昇したが、その後は複数の格付会社からギリシャ救済において「自発的なロールオーバーもデフォルトの対象となる」との見解を示したこと、ギリシャ与党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の一部議員が、来週に予定されている緊縮財政法案の採決において反対票を投じる見通しと報じられこと、イタリアの一部銀行が、7月13日に公表されるストレステストに、通過できないとの観測が浮上したことなどから、1.4160まで下落した。また、ポンドドルが1.5951、オージードルが1.0486、NZDドルが0.8095まで下落、 ドル円は、80.13の安値から米経済指標や対ユーロでのドル買いを受けて、80.46まで反発した。 一方クロス円は、軟調な株価を受けて、売りが強まった。 ユーロ円が113.78、ポンド円が128.23、オージー円が84.33、NZD円が65.13、カナダ円が81.33、スイス円が95.75まで下落した。
経済指標&要人発言
2011年06月27日(月)
27日の東京市場は、一時ドル買いが強まったが、その後は売り戻しも出る展開。 ユーロドルは、29日に予定されているギリシャ議会での緊縮財政5カ年計画の採決において、一部の与党議員が反対する意向を表明したことで、1.4224から1.4102まで下落したが、その後は買い戻しから1.4273まで反発、ドル円は、新銀行自己資本規制において、「巨大金融機関に自己資本比率の最大2.5%の上積み求める」との報道が、邦銀株を圧迫するとの思惑や米格付け会社ムーディーズが日本国債格下げの警告を発したことを受けて、80.29から80.89まで上昇した。一方クロス円も一時下値トライとなったが、若干揉み合い的な小動きで推移。 ユーロ円が113.85から114.55、ポンド円が128.33から129.10、オージー円が84.08から84.46、NZD円が64.54から65.04、カナダ円も81.32から81.77、スイス円が96.29から96.66での推移となった。  海外市場は、ギリシャ議会で、デフォルト回避のため中期財政策が承認されるとの見通しが強まったことや独政府が「ギリシャ国債のロールオーバーに関して、欧州投資銀行やEFSF(欧州金融安定ファシリティー)が、新たな保証を与える可能性がある」の報道などを受けて、リスク回避のドル買い・円買いの巻き戻しとなった。 またNYダウが、一時150ドル近い上昇を示現したことも好感された。 ユーロドルは、1.4294まで上昇、ドル円も80.99の高値まで上昇した。 一方クロス円も総じて値を上げ、ユーロ円が115.61、ポンド円が129.55、オージー円が84.55、NZD円が65.19、カナダ円が82.05、スイス円が97.22の高値をつけた。 
経済指標&要人発言
2011年06月28日(火)
28日の東京市場は、材料難から動意の薄い展開となったが、明日のギリシャ議会での緊縮財政5カ年計画の採決を控えて、ユーロドルに利食いが優勢となった。 ユーロドルは1.4280から1.4330まで上昇後、1.4255まで下落したが、その後・温家宝中国首相が「欧州連合(EU) は現在の危機を克服できる」、「中国は、5年以内に、ドイツと中国間の貿易を2倍にしたい」と述べたことで、1.43台まで買い戻しが強まった。 ドル円は、本邦輸出企業からの売りで80.92から80.72まで値を下げたが、更なる大きな動きとはならなかった。  クロス円も、動意は薄いが利食いが優勢。 ユーロ円が115.78まで上昇後、115.16まで下落、ポンド円が129.38から128.78、オージー円が84.65から84.32、NZD円が55.26から64.91、カナダ円が80.07から81.78、スイス円あg96.95から96.68での推移となった。海外市場は、「ドイツの銀行が、ギリシャ債務危機に対するフランスの提案に原則合意」との報道、ギリシャ救済資金の調達目的で、EU圏の中央銀行が金売り、ユーロ買いを入れているとの噂、NYダウが堅調な上昇となったことで、リスク回避の巻き戻し的なドル売り、円売りが強まった。 ユーロドルは、1.4398まで上昇したが、LCHクリアネット(欧州金融取引清算機関)が、ポルトガル債取引の追加証拠金を65%から80%、アイルランドを75%から80%に引き上げるとしたこと、ギリシャ最大野党党首がギリシャ緊縮財政法に反対の立場を示したことで、1.43半ばまで押し戻された。 ドル円は80.66を安値に、81.27まで上昇した。 一方クロス円では、株価を受けて堅調な推移。 ユーロ円が116.67、ポンド円が129.95、オージー円が85.14、NZD円が65.93、カナダ円が82.63、スイス円が97.64まで上昇した。 
経済指標&要人発言
2011年06月29日(水)
 29日の東京市場は、本日のギリシャ議会での緊縮財政5カ年計画の採決で、反対表明していた与党幹部が「国益のため賛成する」と表明したとで、リスク回避の巻き戻し的な動きが強まった。 ユーロドルは、1.4338から1.4418まで上昇、ドル円は81.15から80.93での小動きに終始した。 クロス円では、ユーロ円が116.17から116.81まで上昇、ポンド円が129.42から129.86、オージー円が85.24から85.89、NZD円が65.67から66.23、カナダ円が82.45から82.84、スイス円が97.26から97.67まで上昇した。海外市場は、ギリシャ問題を受けて、荒れた動きとなった。 ユーロドルは、ショート・カバー気味に、1.4449の高値まで上昇後、ギリシャの与党議員が反対票を投じたと伝わったことで、1.4320まで下落したが、その後ギリシャの緊縮財政案が賛成多数で可決されたことを受けて、再度高値圏に反発した。 ドル円は81.08から80.56まで下落後、反発が80.90で限定された。  一方クロス円では、高値圏から下落後、堅調なダウを受けて買い戻し気味の展開となった。 ユーロ円が117.17から115.91へ下落後、116.74を回復、その他ポンド円が130.07から129.12へ下落、オージー円は85.56へ下落後86.37の高値、NZD円が66.79から66.10、カナダ円が83.50から82.72へ下落後高値圏を目指す動きとなったが、スイス円は97.67から96.57まで値を下げた。
経済指標&要人発言
2011年06月30日(木)
30日の東京市場は、米国の連邦債務上限引き上げ協議が難航していること、本日のギリシャ緊縮財政5カ年計画関連法案の可決の可能性が高まっていること、来週のECB理事会を前に、トリシェECB総裁発言を受けて、追加利上げ期待が高まっていることなどを受けて、ドル売りが拡大した。 ユーロドルは1.4429から1.4522まで上昇、ドル円は80.87から80.31まで下落した。 一方クロス円では、利食いが優勢。 ユーロ円が116.97から116.46へ下落、ポンド円が129.88から128.65、オージー円が86.49から86.19、NZD円が66.97から66.59、カナダ円が83.48から83.01、スイス円が96.99から96.32まで下落した。 海外市場は、ギリシャ議会が、緊縮財政実行法案を賛成155、反対136で可決したことを受けて、リスク志向が高まった。 また、6月シカゴ購買部協会景気指数が、市場予想を大幅に上回り、NYダウが上昇したことも影響を与えた。 ユーロドルは、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)から、ギリシャが追加融資を得ることが出来るとの見方が強まり、1.4448から1.4539まで上昇。 ドルスイスが、リスク回避の巻き戻しから、0.8464まで反発。 ドル円は、米週間新規失業保険申請件数が、市場予想より悪い内容となったことで、80.27まで下落後、CTA(商品投資顧問)筋からの纏まった円売りやロンドン・フィキシングでまとまった規模の円売り・ドル買いが持ち込まれるとの思惑から一時80.85まで反発した。 一方クロス円も買い戻しが優勢となった。ユーロ円が116.13から117.20の高値、ポンド円が128.45から129.68、オージー円が86.73、NZD円が66.97、カナダ円が83.86まで上昇したが、スイス円は95.53の安値まで下落した。
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